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ダイエッター必見!エクササイズに関するよくある迷信6つ【前編】

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掲載日:2017.02.28
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エクササイズに関するよくある迷信

ウェイトトレーニングや有酸素運動に関しては、間違った認識が一般の人達には迷信として広まっているようです。ここでは、その代表的なもののいくつかを取り上げて、間違いを正していきましょう。


迷信1:ウェイトトレーニングを行うとムキムキの身体になってしまうので、そこまでなりたくない。

真実:このように思っている女性は、確かに多いでしょう。しかし、ご安心ください。一般の女性が、いくらハードにウェイトトレーニングを行ったところで、特別な薬物でも取らない限り、ボディビルダーのような筋肉を得ることはまずありえません。ナチュラルで行っているボディビルダーが、どれだけ真剣に、ハードに、そして計画的にトレーニングしているか、あなたが知ったらきっと驚くことでしょう。そこまでしても、女子ビルダーが男性ビルダーのようになることは決してありません。

これは、筋肉を発達させるのは男性ホルモンが関係しており、女性は元々この男性ホルモンの量が男性より少ないので筋肉の発達に関しては不利な状況にあるのです。


迷信2:サウナスーツのような発汗性のある服を着てトレーニングした方が、体脂肪を燃焼できる。

真実:全く関係ありません。私も中年の女性がサウナスーツのような服を着こんで、エアロバイクを漕いでいる姿をよく見かけます。確かに汗は大量にかきますが、汗をかくことと体脂肪を燃焼させることは何の関係もありません。また、汗をたくさんかいたからといって、消費カロリーが増えることもほとんどありません。もし、汗をかくことで消費カロリーが増え、体脂肪を燃焼できるのであれば、我々は何もウェイトトレーニングなどを行わずに、サウナに何時間も入ることでしょう。

汗をかくという事は、体温調節のための生理現象です。例えば、40度の高温の下でエアロバイクを漕いだ場合、体は汗をかくことによって体温を低くするよう努めます。しかし、この汗をかくということは、カロリー消費とはほとんど関係ありません。むしろ、気温の低い条件の下でバイクを漕いだ方がより多くのカロリーを消費できます。冷たい空気は体温を下げますので、体は熱を発生させて体温を上げようと試みます。
この現象はサーモジェニクスと呼ばれ、カロリーを必要とするのです。
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迷信3:筋肉を鍛えるためには20回くらい繰り返せる重量で行う

真実:全くのでたらめです。筋肉を大きくしたいのであれば、6~10回出来る重量でトレーニングすることです。ここでは詳しいことは述べませんが、これは科学的に証明されています。これまで何回も述べているように、ダイエットを長期的に成功させるには、除脂肪体重を増やすこと、つまり筋肉の量を増やすことであり、それには真剣にウェイトトレーニングを行わなくてはなりません。

確かに20回くらい繰り返せる重量でトレーニングしても、ある程度筋肉は大きくなると思いますが、やはり効果的に行いたいのであれば、6~10回できるウェイトで、自分の力では上がらなくなるまでトレーニングを追い込むことです。動作中に笑ったり、セットが終わっても息が切れていないようなトレーニングでは、効果はないと言えます。

後編はこちら
  • 理論と実践で100%成功するダイエット ダイエットは科学だ!
    2008年10月10日第2刷発行
    著者:クリス・アセー卜
    発行者:橋本雄一
    発行所:(株)体育とスポーツ出版社