トレーニング器具の点検・メンテナンスのポイン卜
掲載日:2017.10.26
①バーベル 日常の点検項目と対応及びメンテナンス
つねに良好な状態で器具が使用できるように準備しておく。
1) バーが曲がっていないか?
もし曲がっていたらすぐに使用を中止する。曲がってしまった原因としては、バーを勢いよくアンバランスに床に落下させた、バーが他の器具やラックに勢いよくぶつかった、プレートをつけっぱなしにして長時間放置したなどが考えられるので、これらの防止に努める。
2) バーの回転部分はスムーズか?
動きが悪い場合には、ベアリング部分にスプレー式の潤滑剤やグリースを注入する
1) バーが曲がっていないか?
もし曲がっていたらすぐに使用を中止する。曲がってしまった原因としては、バーを勢いよくアンバランスに床に落下させた、バーが他の器具やラックに勢いよくぶつかった、プレートをつけっぱなしにして長時間放置したなどが考えられるので、これらの防止に努める。
2) バーの回転部分はスムーズか?
動きが悪い場合には、ベアリング部分にスプレー式の潤滑剤やグリースを注入する
3) グリップの部分に炭酸マグネシウム(滑り止め剤)が付着していないか?
ブラシでよく落とした後、錆止め剤を塗布し、乾いた布で十分に拭き取る。
4) バーが錆びていないか? (他の器具についても同様)
サビが発生した場合にはそのまま放置せず、錆落とし剤を使用してすぐに処置を行う。
◎メンテナンス上の注意点
プレートを装着する部分には潤滑剤を使用しない。潤滑剤が付着した状態でトレーニングを実施すると、動作中にプレートがはずれてしまう危険性がある。もし付着した場合には、十分に拭き取って乾燥させること。
②ダンベル 日常の点検項目と対応及びメンテナンス
1) ウエイ卜を固定するボルト等のゆるみはないか?
トレーニング、前には必ずダンベルのボルトのゆるみをチェックし、もしゆるんでいたらしっかりと締めてからトレーニングを行う。何度締めてもゆるんでしまう場合は、ネジ固定用の接着剤を使用する。
トレーニング、前には必ずダンベルのボルトのゆるみをチェックし、もしゆるんでいたらしっかりと締めてからトレーニングを行う。何度締めてもゆるんでしまう場合は、ネジ固定用の接着剤を使用する。
2) メッキのはがれはないか?
ダンベルのメッキがはがれた状態でトレーニングを行うと、メッキのはげた部分で手を切ったり、メッキの破片が目に入ったりして大変危険。
もしメッキがはがれてしまったら、周辺を透明のビニールテープ等で保護する。
メッキがはがれてしまう原因としては、ダンベルを落下させたりダンベルどうしをぶつけたりしたことが考えられるので、これらを行わないように使用者に注意を促す。
ダンベルのメッキがはがれた状態でトレーニングを行うと、メッキのはげた部分で手を切ったり、メッキの破片が目に入ったりして大変危険。
もしメッキがはがれてしまったら、周辺を透明のビニールテープ等で保護する。
メッキがはがれてしまう原因としては、ダンベルを落下させたりダンベルどうしをぶつけたりしたことが考えられるので、これらを行わないように使用者に注意を促す。
③ トレーニングマシン 日常の点検項目と対応及びメンテナンス
1) シート:破損や汚れはないか?
シートが破損している場合には、放置せずにすぐ補修する。放置したままにしておくと破損個所が広がってしまう場合がある。シートの汚れが目立つ場合には、中性洗剤をお湯で適度に薄めたものを雑巾に湿らせて拭き取る。
なお、シートへの雑菌の繁殖や皮膚病等の伝染を防ぐため、消毒液や除菌スプレーなどを定期的に塗布することが必要。
2) ケーブル:被覆の摩耗や損傷はないか?たるみや延びがないか?
ケーブルのたるみがある場合には、ケーブル両端の接続部のボルトやワッシャーを調節し、ケーブルの長さを調節する。被覆の摩耗や損傷がある場合にはケーブル自体を交換する。
シートが破損している場合には、放置せずにすぐ補修する。放置したままにしておくと破損個所が広がってしまう場合がある。シートの汚れが目立つ場合には、中性洗剤をお湯で適度に薄めたものを雑巾に湿らせて拭き取る。
なお、シートへの雑菌の繁殖や皮膚病等の伝染を防ぐため、消毒液や除菌スプレーなどを定期的に塗布することが必要。
2) ケーブル:被覆の摩耗や損傷はないか?たるみや延びがないか?
ケーブルのたるみがある場合には、ケーブル両端の接続部のボルトやワッシャーを調節し、ケーブルの長さを調節する。被覆の摩耗や損傷がある場合にはケーブル自体を交換する。
ケーブルが摩耗したり損傷したりする原因として、プーリ一とうまくかみ合わずこすれている場合があるのでチェックしてみる。
3) チェーン:ほこりが付着していないか?スムーズに動くか?たるみや延びがないか?
日頃からチェーンのほこりを除去しておくとともに、グリースなどの蒸発しにくい潤滑油を塗布しておく。
たるみや延びが生じた場合には、チェーン両端の接続部のボルトやワッシャーを調節したり、チェーン自体を短くする。
4) プーリー(滑車):ゆるみやガタがないか?
軸が安定しているか?ひっかかりや過度な摩擦がなくスムーズに回るか?
プーリーにゆるみやガタがある場合には、プーリーを固定しているボルトを締めてみる。
締めすぎると回らなくなる場合もあるので注意する。ボルトを締めても軸が安定しない場合は、プーリーのベアリングが損傷している場合があるので交換が必要。ひっかかりがある場合には、プーリーを固定しているボルトをややゆるめてみる。
これで解決しない場合には、他の部品やケーブルとの関連を調べ対策を講じる。
5) ウエイトスタック:ピンがスムーズに入るか?ひっかかりがなくスムーズに動くか?
マシンを長く使用するとウエイトスタックの一部にピンがスムーズに入らなくなる場合があるが、これはウエイトスタックの中央を上下に貫く軸の穴と、ウエイトスタックの穴の位置の直線性がずれてしまったために発生するトラブル。
軸は通常一番上のウエイト(トップウエイト)に固定されているため、この固定がゆるんでくるとこのようなことが起こりやすい。軸がしっかりと国定されているかどうかチェックしてみることが必要。
ウエイトスタックの動きがスムーズでなくひっかかる感じがする場合には、ウエイトを支える軸がゆがんでいたり、ウエイトの中央部の軸の動きをスムーズに誘導するための芯(ウエイトコア)がゆるんでいる場合が多い。
これらのメンテナンスを行う際には、不意にウエイトが落下したりウエイトに手を挟まれるなどの事故の危険を伴うため、メンテナンス作業はトレーニングマシン購入先の修理担当者に依頼することが望ましい。
6) ピン:曲がっていないか?
ピンが曲がっている場合は、修復するか、新しいものに交換する。
7) フレーム:全体のゆがみや接続部のボルトのゆるみはないか?
フレームのゆがみや接続部のボルトのゆるみがある場合には、ボルトを締め、フレームの微調整を行う。うまく改善されない場合は、購入先の担当者に修理を依頼する。
◎メンテナンス上の注意点
トレーニングマシンのメンテナンスにあたっては、プレートに手を挟まれたり、プーリーに手を引き込まれたりすることがないように十分注意する。特に、ケーブル、チェーン、プーリ一、ウエイトスタック、フレーム等のメンテナンスについては、事故の防止のため、マシンのメーカーの担当者に作業を依頼する。
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