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ウエイ卜トレーニングの基本原則

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掲載日:2017.10.05
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ウエイトトレーニングにおいて重要な2大原則

①漸進的過負荷の原則
②特異性の原則(SAIDの原則)


ウエイトトレーニングのプログラム作成や日々の実践において重要な原則として、以下の2つの項目があげられます。

1つは漸進的過負荷(Progressive Over Load)の原則です。
トレーニングの諸条件は現在のレベルよりもややきつめに設定し、向上がみられたらこれに応じて少しずつ条件を高めていくことが重要であることを意味しています。

どんなにまじめにトレーニングに取り組んでも、条件が軽すぎたりきつすぎたりすれば、効果の低下や傷害を引き起こす危険性も考えられます。

また、トレーニング条件は、効果に応じて少しずつ変更していくことが大切であり、いきなり条件をきつくしたのでは、期待した効果を上げることはできず、効果が上がっているのに条件がそのままではそれ以上の効果を得ることができません。


2つ目は、特異性の原則(SAIDの原則)です。SAIDとは、Specific Adaptation to Imposed Demandsの頭文字をとったもので、「生体は課された条件に応じた適応をする(目的に合った条件でトレーニングを行うことが重要である)」ということを意味します。

特に、パフォーマンスの向上を直接ねらった専門的レーニングを実施する場合には、トレーニング条件の設定を誤ると、パフォーマンスの向上が得られないばかりか、マイナスになることもあるので注意が必要です。

ウエイトトレーニングを実施する上で配慮したいその他の主な原則

①個別性の原則
②継続性(反復性)の原則
③全面性の原則
④意識性の原則

個別性の原則とは、トレーニングを実施する選手の身体的特徴やトレーニング目的等の個人的条件を十分考慮して、トレーニング方法を決定することです。

チーム単位のトレーニングでは、プログラムの個別性がおろそかにされがちなのでさまざまな配慮が必要となります。
継続性(反復性)の原則とは、長期にわたって規則正しくトレーニングを継続していくことを指しています。
ただし、単にトレーニングを継続するだけでは十分な効果を得ることはできません。
長期的な展望に基づく計画的なプログラムが必要となります。

全面性の原則とは、各競技のパフォーマンスの向上や傷害の予防に必要なさまざまな要素について、弱点がないようにまんべんなく強化を図っていくことを意味します。

特に高校生や初心者レベルの選手にとって重要な項目であるといえます。

意識性の原則とは、トレーニングの目的や動作のポイント等を十分意識してトレーニングを行うことが重要であることを意味します。例えば、最大パワーの向上を目的としたトレーニングにおいて、重量や回数の設定は正しくても、動作をゆっくりと行ったのではねらいとした効果を得ることができません。
  • 競技スポーツのためのウエイトトレーニング2001年6月30日初版発行
    著者:有賀誠司
    発行者:橋本雄一
    発行所:(株)体育とスポーツ出版社


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