トレーニングマシンの負荷抵抗の種類4つ
掲載日:2017.10.19
卜レーニングマシンの負荷抵抗の手段としては、ウエイトスタック方式、油圧抵抗方式、空気圧抵抗方式、電磁抵抗方式などがある。
トレーニングマシンの負荷抵抗方式としては、板状のおもりを積み重ね、ピンを差し込むことによって負荷の調節を行うウエイトスタック方式のトレーニングマシン、油圧シリンダーの負荷抵抗を利用した油圧式トレーニングマシン、エアーコンプレッサー装置からシリンダー内に空気を送り込み、これを負荷抵抗として利用した空気圧式トレーニングマシン、モーターの負荷を利用した電磁抵抗方式トレーニングマシンなどがあります。
ウエイトスタック方式のトレーニングマシン
油圧式トレーニングマシン
空気圧式トレーニングマシン
電磁抵抗方式トレーニングマシン
これらのマシンの中では、ウエイトスタック方式のトレーニングマシンが最も普及していますが、この理由としては、他の負荷方式のマシンに比べて、実際の競技場面における負荷のかかり方との関連性があること、最大挙上重量やトレーニングで用いる重量が明確に把握ができること、負荷の大きさが視覚的に確認できるためトレーニング中の実感が沸きやすく達成感も高いこと、などがあげられます。
トレーニングマシンの負荷伝達には2つの種類がある
ピボット方式(上)とカム方式のマシン
トレーニングマシンの負荷の伝達の手段としては、主にピボッ卜方式とカム方式の2種類がある。また、動作中に一定の負荷がかかる一定抵抗方式のタイプと動作中に負荷が変化する可変抵抗方式2つのタイプがある。
1つは、片側が固定されたバーの先端を握り、固定部とグリップの間に負荷となるウエイトスタックがあるタイプで、固定された部分が支点となって回転することから、ピボットマシンと呼ばれています。
もう1つは、ウエイトスタックの上端につながれたケーブルが円形の滑車(プーリー)やカムと呼ばれる楕円形の回転板を介してトレーニング者との接点につながっているタイプで、カムマシンと呼ばれています。
トレーニングマシンには、動作中に負荷が変化しないい一定抵抗(Dynamic Constant Resistance:DCR方式)のタイプと、動作中に負荷が変化する可変抵抗(Dynamic Variable Resistance:DVR方式)の2つのタイプがあります。
可変抵抗のシステムは、関節角度によって発揮できる筋力に違いがあることから、強い力が発揮できる動作範囲では強い負荷がかかり、発揮できる力が弱まってしまう動作範囲では負荷が軽減されるように配慮されています。
ピボットマシンの場合には、ウエイトスタックの負荷が加わる部分が挙上動作に伴ってグリップの方に近づいていくため、グリップにかかる負荷が強くなっていきます。
また、カムマシンの場合には、楕円形の回転板の外側をケーブルが通過する際に負荷が調節される仕組みになっています。
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