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筋肉に効かせる意味:後編

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掲載日:2018.06.05
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今回は「筋肉に効かせる意味:後編」です。

筋肉を大きくするために効かせるという意味を
はき違えていないか?

例えば、単純に筋肉に効かせるだけだったら軽いウエイトで数十回動作すれば簡単に効かすことが出来ます。

具体的に言うと自重のヒンズースクワットを丁寧に100回したとしましょう。どんな人でもこれはかなり効きますし脚もパンパンになりますよね。

しかし、このようなトレーニングを続けて行っても決して大きく強くはなりません。初心者であれば最初は多少肥大するでしょうがすぐにそれも止まります。
そしていくらヒンズースクワットを行っても高重量のスクワットを行う事は出来ません。

逆に、同じ脚のトレーニングでも高重量のスクワットを正しい身体の使い方で限界ギリギリ10回行ったとしましょう。最後の数レップは死に物狂いで行わないとクリアできないような動きで。10回クリアした後、脚は嫌でも効いていることでしょう。

効かせることが目的なのと、結果的に効くのとではそのトレーニングの質に大きな差があるのです。
質の高いトレーニングで力を振り絞って限界まで追い込むためには必然的に正しい身体の使い方が必要なのです。熟練したトレーニーはそのような身体の使い方をちゃんとわかっているのです。

トップレベルのボディビルダーのトレーニングを見ていると意外とチーティング(反動)を使って上げ下げしている様子が見られます。彼らはその動作でもターゲットとなる筋肉にしっかりと負荷を乗せることが出来るのです。

例えばバーベルカール。かなりの高重量でバンバンチーティングを使って上げているように見えますが、しっかりと筋肉に効かせています。
それらの動きだけを真似して初心者が同じようにチーティングカールをしても全身が疲れるだけで腕は一向に太くならないでしょう。
皆さんの周りにもいませんか?高重量をふりわすように上げている人が。そしてそれらの人の腕は意外と細くないですか?

つまり今の自分のレベルに合った身体の使い方でギリギリ扱える重さで追い込むことが大切なのです。この選択を間違っていると、身体は一向に大きくなりません。

また、余談ですがパワーリフターやベンチプレッサーが高重量を上げている割に身体がそんなに大きくないのは目的が違うからです。その目的に応じたトレーニングをしているので当然です。
階級制なのでどれだけ小さい身体の中で高出力を出すかという事が目的なわけです。

若い人やトレーニング歴の浅い人はもっとベースを鍛えるべき。

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最近は中学生や高校生がウエイトトレーニングをはじめるにあたって効くとか効かないという事に焦点を置いているのを見ると何かもったいなく思います。
また、若くなくてもウエイトトレーニングをはじめたばかりの初心者も効く効かないでトレーニングを判断している人が多いと思います。

最初に覚えるべきことはそんなことではないのです。自分の身体を自在に操り、高重量をどこにも負担なく動作する術を覚えなければならないのです。
効かせることはその先にあります。ベースの部分を無視して応用編だけを行ってもダメなのです。

最近は何も考えなくても動作させるだけで筋肉に効く優秀なマシンがそろっているので、良い環境と言えば良い環境なのでしょうが、逆にそれがあだとなって基本的な身体の使い方を全く覚えない人達が多い気がします。

ベースと鍛えるためには昔からある伝統的な種目をしっかりと覚えることです。
ビッグ3はもちろん、バーベルやダンベルを使った基本的な各種目です。
それらを正しく行えば必ず将来役に立つ身体のベースが出来ます。そこから効かせるトレーニングに入って行っても遅くはありません。

小手先のテクニックや目新しい種目にとらわれずにまずは基本をしっかりとマスターしましょう。



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ノーリミッツから新作DVDの登場です。

女性筋トレYoutuberの「がんばるフィットネスぺーこ」さんをモデルとし、トレーニング業界では初となるバーチャルパーソナルトレーニングDVDを作りました。 【がんばるフィットネスぺーこチャンネル】 今までに無い全く新しいタイプのHow toトレーニングDVDです。 多くの方が結果を出している三土手大介のパーソナルトレーニングを是非体感してみて下さい。

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私的には可愛くて凄くお気に入りです。内容気になりますよね~。それでは気になる内容をご紹介します。

 ♪収録内容のご紹介♪

ウエイトトレーニングに目覚めるぺーこの巻




脱出計画その1:トレーニングに必要な道具類を覚える

トレーニングの服装やシューズ、ベルトやリストラップなどのギア類。使用する器具やシャフトの種類などです。

・トレーニングの服装について
・トレーニングシューズについて
・トレーニングギアについて
・使用器具の違いについて
 

ぺーこ情緒不安定の巻




脱出計画その2:身体を安定させるという事を覚える

ベンチプレス台に座る際に正しく立って正しく座り正しく寝るという事。

・上手く行く時と行かない時の違いは?
・まずは自分自身を安定させる所から
・正しく立つから正しく座る
・身体を上手くコントロールする事が大切
 

ベンチプレス大好きぺーこの巻




脱出計画その3:ベンチプレスの基本動作を覚える

手幅やグリップ、ブリッジは何のためにつくるか?足の位置、ベンチプレス動作のポイントなど。
・手幅やグリップについて
・ブリッジは何のために作るのか?
・足の位置の正解は?
・ベンチプレス動作のポイント
 

リズムに悩むぺーこの巻




脱出計画その4:自分に適したリズムを覚える

各種目の動きは自分に最適なリズムで滑らかに行う事が大切。

・動作はゆっくりか?早くか?
・呼吸はどうすればいいの?
・筋肉に効かせる?効かせない?
・人の真似では実力を発揮できない
 

ぺーこ恐怖のスクワットの巻




脱出計画その5:スクワットの基本動作を覚える

担ぐ位置や足幅、どこまでしゃがむのか?動作のポイントなど。
・担ぐ位置について
・足幅について
・どこまでしゃがむのか?
・スクワット動作のポイント
 

死ぬほど苦しいデッドリフトの巻




脱出計画その6:デッドリフトの基本動作を覚える

どの位置から引くか?ナローかワイドか?どこからがフォーム?背中をまっすぐにするには?動作のポイントなど。

・どの位置から引くのか?
・ナローか?ワイドか?
・どこからがフォーム?
・背中をまっすぐにするには?
・デッドリフト動作のポイント
 

流行に敏感なぺーこ?の巻




脱出計画その7:トレーニング計画について

どのように計画を作るか?トレーニングルーティンやセット数、レップ数の設定。インターバルやサイクルトレーニングについてなど。

・どのように計画を作るか?
・トレーニングルーティンや頻度について
・セット数やレップ数について
・インターバルについて
・サイクルトレーニングについて
 

カツラを取って試合に出場?の巻




脱出計画その8:試合に向けての準備や仕上げ方を覚える

試合に出るための準備や必要なギア類そ揃える。試合のルールやピーキング方法について学ぶ。試合当日の流れや試技の進め方など。

・試合に出場するには?
・ギアを揃えてルールを覚える
・ピーキングについて
・いよいよ試合当日!!


と、いうことで、皆さん、ぺーこの初デビューDVDを是非見てやってください。 このDVDには強くなるヒントや意識がたくさん詰まっています。少しでも皆さんが強くなるお手伝いが出来たらぺーこも嬉しいです。

みんなで強くなっちゃいましょう。

ほいではまたっ!!


♪オープニング映像です♪
オープニング映像を是非見て下さい!!


 


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【商品のご購入はこちらから】
  • 三土手 大介
    No Limits代表・レッシュマスター級トレーナー
    一般社団法人レッシュ・プロジェクト理事
    1972年8月26日生まれ
    神奈川県横浜市出身
    120kg超級
    4スタンスタイプ「A2」

    <打ち破ってきた限界の数々>
    スクワットで日本人初の400Kgオーバー
    ベンチプレス日本人初の300Kgオーバー
    トータル日本人初の1トンオーバー
    4つの世界タイトル獲得(世界パワーリフティング・世界ベンチプレス・ワールドゲームズ・アーノルドスポーツフェスティバルPRO BENCH)
    全日本パワーリフティング選手権 優勝20回
    全日本ベンチプレス選手権 優勝18回

    <ベスト記録>
    スクワット435kg
    ベンチプレス360kg
    デッドリフト320kg
    トータル1060kg
    ベンチプレス125kg級世界記録322.5kg
    ベンチプレス125kg超級世界記録360kg
    (IPF旧階級絶対重量世界最高記録)
    スクワット、ベンチプレス、トータル
    旧125kg級、旧125kg超級、120超級日本記録保持者

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