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【街ジム訪問】60代、70代でも自己ベストを更新できる!「大人の部活」がコンセプト パワーハウス編

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掲載日:2017.04.04

世界から得たトレーニング方を実現する場としてのパワーハウス

ジムには様々な大会で優勝したり、入賞した、トロフィーや盾がズラリ。

ジムには様々な大会で優勝したり、入賞した、トロフィーや盾がズラリ。

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■パワーハウスはどのように誕生したのでしょう?

世界のパワーリフティングのトップ選手たちがやっていることを知って、今までの自分がやっていたやり方では無理だと思いました。

でも当時はやはり、今まで通りひたすら重い重量を上げるというやり方が日本では主流です。私が試してきたやり方や、これからやりたいと思うトレーニング方法はある意味、異端だったのですね。

それで自分たちが誰にも気兼ねすることなく思うような方法でトレーニングできる場所としてプライベートトレーニングジムとして作ったのがパワーハウスの始まりです。

家内と二人でトレーニングしていたのですが、程なく噂を聞きつけた仲間たちが全国から集まってくるようになりました。

彼らが今成長して、世界で活躍し、日本のパワーリフティングを牽引していく人材となっていったのです。

パワーハウスが目指すのは “大人の部活”

2009年8月にパワーハウスを今の場所に移してオープンしてから7年以上が経ちました。

2009年8月にパワーハウスを今の場所に移してオープンしてから7年以上が経ちました。

■現在のパワーハウスの会員はどのような方がいらっしゃるのですか?

パワーリフティングの選手や大会を目指す人たちもたくさんいますが、健康を維持するため、体型をなんとかしたい、という一般の方、女性の方もいらっしゃいますよ。

うちには女性のトレーナーもいるので、女性の人でも安心してトレーニングを受けることができると思います。

中には中学生も。彼はもともと体が強い方ではなく、どちらかというとインドア派だったのですが、お父さんに勧められて通うようになったんです。今では見違えるように体つきもよくなったし、顔つきも自信に満ちているというか、輝いて見えますね。



■大人の部活というのはどういう意図が?

それはね、みんなが仲良く楽しみながら、励ましあいながら、レベルアップしていける、そんな環境を作りたかったんです。

うちにいるトレーナーたちはみんな、世界記録保持者やチャンピオン経験者で現役の選手でもある人たち。彼らが正しい姿勢やその人に合ったトレーニング方法を指導できます。

トレーナーたちも初心者の人たちには慣れるまできちんとつくようにしています。周りに目を配って困っていそうな方たちがいたら、近づいて補助をしますが、会員さん同士でも自然と補助についたり、情報を交換しあったりと、居心地がいい雰囲気ですよ。見た目はこんな風にいかつくてもね(笑)

70代でも自己ベスト!!続く人は10年以上。長く通ってくださる会員が多い

■どういう人がこのパワーハウスに向いていますか?

長く続けて通ってくださる方が多いのも特徴ですね。前向きに、少しでも成長しようという目標を持っている人が向いていると思います。その目標はその人それぞれでいいんです。たとえ隣の人がものすごい重量を持ち上げているからって、それを目指す必要はない。自分の中で少しずつ前に進むという目標を持っている人たちが続いています。

70代の人もいます。未だにいい体をして、記録も伸びているというから驚きでしょう?その方は40代か50代くらいから始められたんだけど、記録ってね、頑張ってトレーニングをしていると伸びるんですよ。だから頑張れるというのもあるかもしれないですね。

今は「大人の部活」もっといろんな人に普段の生活のプラスαのとして、無理なくパワーリフティングを楽しんでもらうことがパワーハウスの目的です。

そして興味を持った人は競技を目指してくれると嬉しいですね。

初心者や入門者はどんなことからはじめるの??

■私のような、パワーリフティングの大会を目指すのではなく、スタイル維持などの目的の初心者はどのようなことをすればいいのでしょう?

まず初めはどのような目的かなどヒヤリングをしながら、必ずトレーナーがついて、機材の使い方やトレーニングの姿勢を指導します。一番初めにトレーニング内容を記入していくシートをお渡しします。そこに毎回記入して記録を目で見て確認するというのがうちのシステムです。

初心者はまず、Big3のうち、スクワットとベンチプレスから行います。体力に合わせて負荷を調整します。初心者はあまりきつい負荷はかけずに、正しいフォームを最初に身につけるため週に2〜3回は通っていただくのが理想ですね。

体ができてきて重い重量を上げられるようになったら、頑張って追い込めば週に1回でもなんとかなるけど、初心者が効果を期待するには初めはそのくらい通って欲しいですね。

入り口に体重計があるので、毎回トレーニングに来た時に体重計に乗って確認することもできます。



■ダイエットしたい、という人もいると思うのですが、食事の指導などもされるのですか?

しますよ。ご飯の量はお茶碗半分にして、とかね。ただ、私は今はやりの糖質制限ダイエットはあまりお勧めしていません。糖質をとりすぎの人は量を減らすにしても、脳が栄養として吸収できるのはブドウ糖だけです。
必要な量も取らないと、昼間に眠くなったり、頭がボーッとしたり、仕事で単純なミスをしたりしやすいですしね。

私も糖質制限ダイエットが流行った時は実際に試してみたんだけど、あれは短期間に体重を落とすにはいいけれど、リバウンドもしやすいダイエットだと思います。

パワーリフティングは究極のアンチエイジング

■普通の人たちがパワーリフティングをやって魅力を感じるとしたら、どういうところでしょう?

年をとって、体が衰えていくというのは、ある程度仕方がないことだけれど、そのピークを遅らせることが確実にできます。やっぱり足腰を鍛えるということは、年を取っても健康な体を維持するのに取っても有効です。

50、60、70代になってもパワーリフティングを続けていけば自己記録を伸ばすことだってできます。



■でも…トレーニングを続けるとムキムキになったりしませんか?そこまでは望んでいないんですが。

ムキムキになると言ってもね、女性はよっぽど鍛えないと無理ですよ。普通のトレーニングではそんなに簡単にムキムキにはなりませんから大丈夫です(笑)

イメージ的には女性はムキムキになると言うよりは筋肉がついていた10代、20代の体型に近づく感じです。代謝もあがり、太りにくくもなりますよ。

それにね、パワーリフティングをしている人はみんな実年齢よりも若く見られるんです。

それはちゃんとした根拠がああって、筋肉を使うトレーニングをしていると成長ホルモンが分泌されて、老化を防いでくれるんですよ。そういう意味で女性や、いつまでも若々しくいたいという人にもオススメです。
世界チャンピオン、そしてベンチプレスの世界記録保持者でもある福島友佳子さんも、小柄でムキムキという感じではありませんでした。

世界チャンピオン、そしてベンチプレスの世界記録保持者でもある福島友佳子さんも、小柄でムキムキという感じではありませんでした。

47kg級現役リフター 驚愕の記録に一瞬耳を疑う! クワット188.0kg , ベンチ134.5kg , デッド172.5kg

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そしてこれからはパラ・パワーリフティングにも力を入れていく

取材時も、車椅子の方、目の不自由な方が激しいトレーニングをしていました。それにしても体つきが凄い、、、

取材時も、車椅子の方、目の不自由な方が激しいトレーニングをしていました。それにしても体つきが凄い、、、

■吉田さんの今力を入れている活動とこれからの目標について教えてください。

少し前まではパワーリフティング協会の理事を長年務めていました。後に頼もしい後輩も育ってきてくれたこともあり、私は卒業させてもらいました。

そして、今力を注いでいるのは2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、パラ・パワーリフティングの選手育成です。パワーリフティングはオリンピック競技ではありませんが、パラリンピックの公式種目です。

パワーリフティングはベンチプレスなど足が不自由な人にとっても参加が可能です。ところが、パラ・パワーリフティングの競技人口は日本全国でも40人くらい。健常者のパワーリフティングの選手は3000人ほどいますから随分と差があります。

2020年の東京パラリンピックに向けて

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■そんなに差があるのですね。でもそれって、裏を返せば、今からでもパラリンピックの選手として活躍できるかもしれないってことですよね。

そう。もっとパラ・パワーリフティングに興味を持ってくれる人、そして、大会を目指す人を増やしたいんです。2020年のパラリンピックでは観客が4000人も入る会場を用意してくれているんですよ。だからその会場をいっぱいにするくらい、パラ・パワーリフティングのことを多くの人に知ってもらいたいです。

そして大勢の観客の前で競技する選手は他では味わえない感動を得られるでしょう。



■そのためにどのような活動をされていますか?

地道な活動も続けています。この前も小学校でパラ・パワーリフティングの選手と一緒に簡単な機材を持ってパワーリフティングを知ってもらうために特別授業をやらせてもらいました。

初めは子供達も「何、コレ??」って感じでキョトンとしていたのですが、やってみるととても楽しそうでね。最後は選手と子供達でハイタッチをしたり、腕の筋肉を触って「スゲェ〜!」って驚いていたりね。

そういうことをもっとやりたいし、やらせてもらいたいと考えています。パラの大会を開催したりfacebookで発信したりもしています。そしてもっとマスコミにも働きかけていきたいですね。


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パラ・パワーリフティングの練習の場としても

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■障害のお持ちの方が練習をできる場って限られていませんか?

そうなんですよ。うちはね、1階でバリアフリーのジムで、ちょっと通り道は狭いけれども、足の悪い人や目が見えない人も積極的に受け入れています。

でも大手のフィットネスジムなどではそのような人たちは断られることが多いのだそうです。きちんとしたトレーナーが安全にも気を配ってついていられるところじゃないと難しいというのもあるのでしょう。

うちでは器具の下にウレタンのマットを敷いたり、足を伸ばしておける台のベンチプレスなど、パラの人たちが使える機材も揃っています。プロのトレーナーもいますから、遠くから通っていらっしゃる人も結構います。

うちでは健常者もパラの人たちも関係なく、仲間として仲良くトレーニングをしていますよ。

来たれ! 前向きにトレーニングしたい人。“大人の部活”パワーハウスへ

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大手のフィットネスジムなどでは教えてもらえない、正しいトレーニング方法を楽しく教わりたいのであればぜひパワーハウスを訪れてみてください。

60代、70代でも20代よりも高重量を持ち上げる体に、自分がなれると思っただけでも凄いと思いませんか??

素晴らしいトレーナーたちと心優しい楽しい仲間に惹かれて、遠くは山梨県や千葉県から通ってくる人もいるそうです。それくらい、魅力的なパワージムは1日に約30名ほどが訪れる、とてもアットホームで活気のあるジムです。すぐに楽しい仲間ができて通うのが楽しみになるでしょう。

また、日本中の人たちだけでなく、世界からも注目されるであろう、2020年のパラリンピックは吉田さんにとっても、大きな目標なのだとか。パワーリフティングをもっと多くの人に知ってもらい、競技を目指す人を増やしたいそうです。今後の吉田さんの活動にも要注目ですね。

吉田さんの持つ温かい雰囲気がパワーハウス全体に満たされていました。
貴重なお話、ありがとうございました。



文:Aya Wada




【街ジム訪問】 パワーハウス編

第1回:世界レベルのコーチ、選手に囲まれてトレーニング

第2回:60代、70代でも自己ベストを更新できる!「大人の部活」がコンセプト





今回取材にご協力頂いた パワーハウス ウェイトトレーニングクラブ の情報はこちら


パワーハウス HP Mega Power


■住所
東京都調布市飛田給1-28-7
(最寄り駅:京王線東飛田給駅、徒歩3分)
■TEL
042-444-5787
■メール
hisako@phouse.jp
■開館日
Weekday・Saturday 14:00~22:00
Sunday 13:00~18:00
*ただし大会開催日、年末12月30日~1月3日はお休み
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