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山岸&アイリス リアルトレーニングセミナー 取材レポート#2

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掲載日:2017.12.18
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2016年、ボディビル世界最高峰のコンテストの一つであるあのアーノルドシュワルツェネッガー主催「アーノルドクラッシック」においてプロボディビルダー212名にてアジア人初、前人未到の優勝を果たした日本人唯一のIFBBプロボディビルダー『山岸秀匡』。
またミスオリンピアにおいてギネス記録に残る10連勝を誇る生きるレジェンド、IFBBプロボディビルダー『アイリス・カイル』。
2017年11月18日、東京/ミッドブレス初台にて開催された、山岸&アイリス リアルトレーニングセミナーの様子をレポートする。

臀部、腹部をつくるための推薦種目

アイリス:お尻に限らず基本種目が大事。
お尻に関して言えば、スクワット、ランジ、ステップアップ、ヒップアブダクション。ベーシックな種目でハイレップスをこなし、下半身に関しては回数を多めに入れることがポイントです。他の部位でもそうですが、ストリエーションを出すためにはまず筋量がなければいけません。


腹筋に関してはウエイトを使わない方がいいと思います。
ボディビルダーとしてはウエストラインを細くキープしておきたいので、シェイプをキープしないといけません。ウエストももちろん筋肉で、一度筋肉をつけて太くしたウエストはなかなか細くできずに一苦労します。ケーブルクランチなどで効かせられる程度の軽い重量は使いますが、重い重量は扱いません。
特に、ウエイトを持ってのサイドベントは外腹斜筋ではなく腰の筋肉が発達してくるため、ボディビルダーにとってはご法度です。オススメの種目はハンギングレッグレイズ。


山岸:腹筋が4パックの人もいれば6パック、8パックの人もいて、そこは変えることができません。体脂肪が少なければ当然それらをよりハッキリと見ることが出来ます。

ケーブルクランチの注意点として、身体を折り曲げすぎると腹圧がかかりすぎて腰のヘルニアのリスクが高くなります。自分も一度ヘルニアの手術をしていますが、その時にケーブルクランチを長期間、多く取り入れていました。ケーブルクランチが良い悪いでなく正しいフォームで行い、特に倒しすぎないということが大切です。

年間を通してカーディオ(有酸素運動)をやるか

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アイリス:個人的にカーディオは好きなので、階段を登る動作をするステアクライマーを毎日45~60分実施します。オフシーズンはカーディオをやらないという方も多いかと思いますが、それでも健康のためにカーディオをやることをお勧めします。


山岸:自分がオフシーズンにあまりカーディオをやらないのは、先述のように代謝が速いからです。カーディオをやりすぎると大きくならないのです。去年は一回ですが、春と秋の年に2回コンテストに出ているのでカーディオをやらない期間というのは1~2ヶ月くらいです。

増量するためのアドバイス

山岸:先のように、まず自分がどれだけ食べてどれだけの栄養を摂っているか知ること。
自分もそうですが代謝が早く、食べても食べても太れない。男女問わずにそういう人がいます。この太れないというのが私も10~20代の時の悩みで、そういった場合の方法は1つしかありません。

食べる事です。
今もけっこう食べてます、とかでなくそれよりもさらに食べるしかない。それが唯一の方法です。食べたものを上手く吸収するという観点もありますが、根本は食べる量をもっと増やすこと。

もし吸収に問題があるのであれば、それも何とかするしかない。昔はエビオス錠とかを飲んでいました。細かく分けて摂取し、自分に合う、合わない食事を見つけていきます。


アイリス:血液型によっても食材と消化吸収の相性があります。A型はチキンとの相性が良い。B型は牛肉。このあたりの情報は本やネットですぐに調べられると思います。

山岸:自分もこれを最初に聞いた時に正直信じ難かったのですが、自分の血液型に適した食べ物を取るようになってから消化吸収や体調も良くなってきました。
もちろん自分が試してみて合うか合わないかはあると思いますが、身体を大きくするにあたって消化吸収がされてないと意味がありませんので非常に参考になります。

おすすめサプリ

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アイリス:プロテイン、BCAA、マルチビタミン、ミネラル等の基本的なものです。後は減量期にはファットバーナー。しかし、これらを年間を通して摂るのではなく、サイクルをつけています。消化吸収や身体の反応を上げるためにも大事です。


山岸:自分もトレーニング種目同様にベーシックなサプリを摂っていて、BCAA、EAA(エッセンシャルアミノアシッド。必須アミノ酸)をトレーニング前に5g程取ります。
毎日のように新製品が出てきていて、売られているほとんどのサプリは試してみました。その中で、トイレにすぐ行かなければいけないようなものは吸収されてないということなので、まず除外しなければなりません。


プロでやっていると、とんでもない身体や信じられない素質を持った選手がごろごろいることを知ります。そんな中で身体を維持どころか向上させるためには何よりも非常に強い精神力が必要になります。ドリアン・イエーツや歴代のボディビルのトップ選手は精神力、ガッツが非常に強いです。

NPCJプロ資格付与に際して

※NPCJはIFBB Professional League(本部:米国フィラデルフィア)と、日本におけるプロカードの発行開始と、日本におけるプロ選手参加のワールドクラスのコンテスト開催について基本契約を締結。

従来、日本国内ではプロ資格を獲得出来るボディコンテストの開催が出来なかったが、米国 NPCと同様、コンテストの上位者に対してプロ資格を付与し、IFBB Professional League に対し申請手続きを行える日本での唯一団体となった。

これにより日本の国内外で希望するアマチュア選手が、IFBB Professional Leagueが関与するボディコンテストへの参加が可能となり、ボディコンテスト競技のプロとして、今後の活動を行うことが出来るようになった。
山岸:ついに歴史が動いたという感じですね。スポーツに限らず団体の軋轢というかしがらみのようなものがあり、団体が崩れてきている時代に思います。壁が払われ、目立った者勝ちのように個が強い自由な時代になリました。

本当はそんなことはないのですが、フィットネスやボディビルはどうしても暗いイメージを持たれがちでしたが、フィジークやビキニなどの華々しさは急激に力をつけてきていて、世界の流れが急に変わりました。

1つのスタートとして、まずは来年の大会を成功させたいと思います。自分やアイリスと同じプロカードを持った選手が日本から毎年3人出るわけです。

いままで日本でなぜプロが出てこなかったというと、チャンスがなかったからです。
これに勝ったからプロ、とかそういう単純明快なルールがなく、若者の活躍の場がなかった。しかし、今後は単純明快。これに勝てばプロというものができました。

ぜひ、自分と一緒にオリンピアを目指してくれる選手が出てきてくれることを楽しみにしています。



文:せきぐち

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