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全ての人が長くステージに立てる環境を NPCJの描く「ボーダーレス」フィットネスの未来 #2

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掲載日:2018.05.07
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ボディビル、フィジーク、ビキニの3部門においてIFBB PRO LEAGUE(IFBBプロフェッショナルリーグ)と契約し、2018年に日本初となるプロライセンスの発行権利を得たNPCJ。
プロライセンスの取得までの流れやその後の活動、そして他に例を見ない多様なコンテストの開催で広く門戸を開き続け、先々に描く未来についてNPCJ理事の堺部元行氏、事務局長の石崎洋平氏に話を伺った。

審査方法の違い

コンテストにおいてはジャッジミーティングがあり、審査基準に関してIFBB目線でのレクチャーを受けています。NPCJグランプリシリーズもIFBB PRO LEAGUEに沿ったルールや基準で行われます。

また、この審査員資格を取得することが非常に難しいのです。
公平性を欠いてしまうため、パーソナルトレーナーであるとか、ジムのオーナーであるとか、NPCJ関係者であるとか、プロモーターももちろん、選手と少しでも因果関係があると審査員資格の取得ができません。

そういったこともあり、IFBB PRO LEAGUEコンテストを開催するための審査員資格を持つ者が非常に少ないのが現状です。

競技内容について大きく変化はしてないのですが、フィジークにおいてはクォーターターン(4方向)ではなくフロントとバック(2方向)だけになっていたりします。
サイドターンをかなり練習している選手もみられますが、そういった点がわずかに変わることになります。

選手の声を元につくられたコンテスト

プロクオリファイに関する事が非常に話題になっていますが、今年は女性だけのコンテストであるウーマンズカップや、年齢別のコンテストであるジェネレーションカップも開催されます。これらは実際の選手の意見や要望に基づいて実現したものです。

選手はユーザーでありお客様でもあるので、選手にアンケートをとってニーズを細かく聞いて把握し、随時取り入れていかないと取り残されてしまうと考えています。

女性からは、初めて出る大会は観客も審査員も女性だけでやってほしいという声もあり、女性が女性らしく輝くためにどうするべきかということも考えています。

年齢別のコンテストであるジェネレーションカップは、30代や40代が20代と競うのはなかなかキツイものがあるという声から、キャリア等は無関係に年代別に分けて、その中で一番良い身体をしている人を決めようということが元になっています。

それぞれのコンセプトのコンテストを開催するのは、少しでも長くステージにいてもらいたいと思うからです。
何年もの長い時間をかけて辛いトレーニングをしてきてステージに上り、ほんの一瞬で終わってしまってはあまりに悲しいし、モチベーションも上がりません。
一番のニーズはステージに長くいて楽しめることだと考えていて、それがNPCJの基本理念であり活動方針です。

社会人スポーツは、楽しめる要素がないとうまく続きません。自分の時間とお金を使ってやっていく中で、特別に勝利至上主義というわけではない。それらの活動を通して自分のアイデンティティを高めるべくやっているものなので、時間や期間として長くステージにいてもらうこと、そしてそのための環境をつくることが我々の使命であり、そういった事を掲げて創立当初からやってきています。

常に手探りで門戸を広げていく

最初はフィジークとボディビルくらいしかなかったのですが、門戸を広げるためにフィットネスモデルカテゴリを作ったり、女性にもそれを波及すべく「フィットネスモデル」を設けたりしました。

フィットネスモデルの特徴は、フロント、バックのポージングに加えた30秒のアクションタイムがあることです。アクションタイムはプッシュアップ/30秒・スクワット/30秒・シットアップ/30秒をコールに合わせて行い、そのパフォーマンスによるフィットネスレベルも審査基準になります。

各種目に関して種類の制限はないので、どんな形でもいいし、プッシュアップの30秒中に膝をついて行っても、ストレッチをしてもいい。躍動的である事、いい動きである事、表現力等を加味し、普段からしっかりとトレーニングをやっている感が大事です。
将来的には、さらに上を目指す選手はマッシブなシルエットのフィギュア部門に移行していくことも十分に考えられます。
こうした特徴は海外では見られない、完全にNPCJのオリジナルです。

もう一つは、アスリートモデルのカテゴリー。フィットネスウェアでフロントとバックポーズ、ウォーキングで競います。これも女性から頂いた声を元にしていて、さらに上を目指す選手はビキニに発展する流れになります。 

こういったように、まずはやってみて試行錯誤しながら進めています。
だめだったらやめるし、ニーズがありそうならば発展させていく。常に手探りをしながらルートを作って進めていきたいと思います。

NPCJは、男性の参加者は多いのですが女性の参加者がまだ少なく、女性の参加の促進を課題にしています。

最後に

とりあえず、まずは気軽に一回でもコンテストに出てみることをお勧めします。最初は緊張してキョロキョロとあたりを見渡してしまいますが、同じステージに立つトップ選手でも緊張して固まっている事はよくあります。

NPCJは東京マラソンに近いイメージです。
トップの人がいてもいいし、着ぐるみがいてもいいし、途中で食事をしてもいい。
キッズフィジークやファミリーフィジークみたいに家族で出てもいい。

フィットネスをボーダーレスに捉えてすべての人へ広く門戸を開き、普段の成果を発揮する場所を提供したいと考えています。実際、出場した選手の100%が楽しかったと言ってくれていますし、来たら楽しんでもらう自信もあります。
参加することのハードルが下がるならば良しということで、芸名やリングネームなどでの参加もOKにしています(※事務局に問い合わせ協議が必要)。それをきっかけに有名になったりモチベーションになったりするのならば、何の問題もありません。

人間ですから、必ず成長欲がある。なので、まずは出てみること、それに尽きます。

ぜひ、気が向いたらいつでも参加をお待ちしています。