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NSCAジャパン S&Cカンファレンス2018講演レポート アミノ酸摂取の新常識~運動のPre・Intra・Postに求められるアミノ酸について~ #2
Brought to you by協和発酵バイオ株式会社 マーケティング部 西村明仁 氏

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掲載日:2019.03.11
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アスリートが本来のパフォーマンスを十分に発揮するには、普段の食事に加えてアミノ酸等の栄養素を補足的に用いる事が鍵となる。これら栄養素の補給に関して運動前・中・後のベストタイミングで摂るべきアミノ酸を紹介する。

本セミナーは3部構成になっており、第1部ではスポーツサプリメント先進国であるアメリカの事例を紹介、第2部ではアミノ酸に関する最新スポーツ栄養学についてスポーツ栄養士から紹介する。そして第3部ではスポーツ栄養士と、フェンシングナショナルチームコーチによる対談形式で実際の現場で摂るべきアミノ酸について議論する。

タイミング別の需要

ここまで、運動前と運動中のサプリメントをご紹介してきました。
最後に、運動後に摂るのはプロテイン。運動後はもうホエイの世界。バケツのような巨大なボトルでプロテインがドンとあります。

ポストワークアウトの大きなカテゴリであるプロテインですが、やはりホエイが中心です。最近植物系のプロテインもトレンドの一つになっています。

いかにプロテイン製品の中で差別化を図るかというところで、最近のトレンドだと吸収を上げる素材や、酵素、消化吸収を高めますという、そういった利用効率をいかに上げるかというようなコンセプトで原料を色々工夫されて各種配合されているというようなトレンドがあります。

面白いところでいくと、一部の乳酸菌でプロテインの吸収を高めることができると報告されていまして、ホエイと乳酸菌を一緒に摂ると、血中のアミノ酸のレベルが上がっていまして、そういったものも続々と最近開発されてプロテインマーケットに入ってきているというのがアメリカ、という流れに思います。

こういうものをどういったターゲットの人が摂っているのだろうというところになるのですが、みなさん大体イメージされると思うのですけど、コアユーザーと言われるボディビルダーの方ですとか、ハードなジムユーザーの方、当然そういった方々が摂っていらっしゃいます。

最近、日本でもマラソンランナーの方が増えていまして、アマチュアアスリートと言われるような、普段は仕事をされていて、アフター5でジムに行かれる方も増えています。週末はロードレースですとか、マラソンに参加される層に対して、昔はコアユーザー向けの製品だったものが広がってきているというトレンドがあります。

無視できないのが女性の層。
アクティブでエネルギッシュな毎日を送り、ジムやフィットネスクラブに通い、プロテインを積極的に摂ることで筋肉づくりにサプリメントを使う。この層が世界的に大きくなっています。

飲料のトレンド

また、少々サプリメントの話からは外れますが、簡単に飲料の所も少し触れさせて頂きます。

これもバイタミンショップ、先に紹介した店舗内での状況ですが、いわゆるエナジードリンク、それと止渇目的のドリンク、それに加えてアメリカのトレンドとしてやはりプロテインドリンク、ここは非常に大きなトレンドとしてあります。

また、エナジードリンクも従来の糖たっぷり、カフェインたっぷり、色も人口着色料でというような所から、カフェインレスだったりゼロカロリーだったり、内容成分を非常にヘルシーにして競技中のパフォーマンスや集中力を上げるためにBCAAやクレアチン等を配合するといった、エナジードリンクからプレワークアウトドリンクへ、そういった運動前のサプリメント・飲料という形で市場が横に広がってきている流れもアメリカにはあります。

日本のサプリメント市場の現状と今後

ここまで、アメリカを始めとしたグローバルなトレンドとしてご紹介させて頂きました。
最後に5分ほど日本の市場はどうなっているのかを簡単にご紹介して終わりたいと思います。

誰しもご理解いただいている通り、今年はラグビーワールドカップ、来年には東京オリンピック、再来年にはマスターズのワールドカップがあるという所で、やはりこの3年間がスポーツ業界は間違いなく盛り上がる。おそらくこの3年というのは、スポーツ市場、サプリメントの市場にとっても間違いなく大きな3年間になるかと考えています。


少し面白い統計があったのでご紹介します。
フルマラソンの完走者、フィニッシャーの数を各国ごとに並べた数字を見ると、実は日本が世界で一位なのです。
2015年にアメリカを抜いて初めて世界一位になったという報告がありました。

実は世界で一番フルマラソンを走っている国民が日本人なのです。
また、この伸びは東京マラソンが始まって、大阪マラソンなど大きなマラソンが各地域で開催されるに従って未曾有の勢いで伸びているという事が分かりました。

こうやって伸びてきたマラソン人口、現在は離れている方も当然いらっしゃるとは思うのですけれども、その中で残ってきた方々はコアなユーザーとして、サプリメントだったりギアだったりというようなところにどんどん分かれている印象を持っています。
日本のいわゆるアマチュアアスリートのゾーンだと思いますが、そういった所もアメリカと同じように非常に強い市場の推進力になっています。

これも我々の調査ですが、こういったマラソンをされている方は普段どういった課題や困っていることがありますかと聞くと、筋肉痛や疲労、膝が痛いということもありますが、やはりどのタイミングでサプリメントを摂ればいいか分からないと答える方が一定数いらっしゃるという所があります。
アメリカの状況と、日本の今の市場の規模、アメリカは8千億円市場があって日本は大体4百億円ぐらい、20分の1ぐらいしかない。
人口は大体1:3ぐらいなのですけれども、20分の1くらい。
この市場の開きがあるということからも、まだまだ何をいつ摂るのかという部分が定着していないように思います。

原料を扱っているメーカーとしましては、いつ何を摂ればいいのか、いつ何を摂ることが重要なのかという部分に関して、こういった場を通じて、皆様にご紹介をしていきたいと考えている次第です。

弊社の講演は以上となります、ご静聴ありがとうございました。


第2部:「アミノ酸に関する最新スポーツ栄養学」は近日公開!