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イチョウ葉エキス#1 ~人は血管と共に老いる~

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掲載日:2018.07.09
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人は血管と共に老いる

イチョウ葉エキスは、銀杏の黄色になる前の緑葉から抽出したもので、40種類のフラボノイドやテンペルラクトン(ギンコライド等)、その他250種類以上もの有効成分が含まれています。

最近では、フラボノイド24に対して、テルペノド6のバランスが最も良いという事まで分かって来ています。

イチョウ葉エキスの主成分であるフラボノイドには、血管の拡張、傷の修復、弾力性改善等の働きがあります。これらの働きによって、脳と身体全体の血液の流れが良くなり、脳神経疾患や心疾患の改善や予防が期待されます(CWitteS. et a l. (1983)Clin Hemorheo l. 3291)。
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しかし、この有効成分の抽出は、単に銀杏の葉を煮出した程度では出来ません。
以前このイチョウ葉エキスが話題になった時に、イチョウ葉のお茶というものが出回り、問題になった事があります。注意が必要です。

「人は血管と共に老いる」と言われます。
35歳を過ぎる頃から、加齢による血管の弾性が低下し始め、血液の流れは悪くなります。これが動脈硬化の始まりです。着実に老化は進みます。

活性酸素を退治する!

正常な細胞の分子は、電子を2個持っています。
この状態の分子は安定しています。ところが何らかの原因で電子が1個欠けてしまうと、たちまち分子は不安定になります。
春は旅立ちの時と言いますが、家族が一人いなくなると、急に寂しくなって不安になる人間と似ていますね(心当たりのある方はすぐ親に電話をするべし!)。

不安定な電子を持つ活性酸素は、何と脳細胞から電子を奪って自分は安定し、電子を奪われた脳細胞は酸化してしまいます。何とワガママな、と思うなかれ。不安定な活性酸素には自分が生き延びる事しか見えて無く、理性など無いのです。この酸化が原因で、脳の老化が進むと言われています。

また、ストレスが掛かると免疫力が更に低下し、感染症やアレルギ一等、様々な疾患を引き起とす事になります。引っ越しゃ転職など、環境が変わると今まで無かった筈のアレルギーがいきなり起こる、なんて経験をされた事はありませんか?

それにはこんなメカニズムが有ったのです。
イチョウ葉エキスの働きには、最近では、脳神経作用以外にもアレルギーや炎症に対する作用、心疾患等の疾病の予防・改善も期待されています。
  • 星 真理(ほし まり)
    栄養整合栄養医学協会認定 分子栄養医学管理士
    栄養学の専門家として老若男女を問わず、一般人からトップアスリートにいたるまで、あらゆるニーズにも対応した栄養指導/栄養セミナーを個人、競技チーム、学校、企業を対象に行っている。
    著書「アスリートのための分子栄養学」(体育とスポーツ出版社)
    分子栄養学(正式名称:分子整合栄養医学)
    Ortho-Molecular Nutrition and Medicine
    ノーベル賞を2つ受賞した米国人生化学者ライナス・ポーリング博士(1901~1994年)が、栄養学と医学とを融合させて研究し、分子整合栄養医学として確立した栄養医学。

  • アスリートのための分子栄養学
    2014年3月31日初版1刷発行
    著者:星 真理
    発行者:橋本雄一
    発行所:(株)体育とスポーツ出版社


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