世界の最新フィットネス情報が集うキネティコス ビューがセレクトする軟部組織のセルフケアグッズ
掲載日:2015.09.28
ウエイトトレーニング、カーディオトレーニングと、綿密なトレーニングスケジュールを立てて努力を積み重ねている皆さん。トレーニング後の身体のケアにも時間をかけていますか?
頑張っているのに、努力しているのに、望ましい結果につながらない。フラストレーションが溜まって、更に頑張る。疲労が蓄積して思うように身体が動かない。痛みに悩まされる。そんな経験をしたことはありませんか?
身体構造に過負荷がかかることで、負荷=ストレスにより損傷した組織を修復するプロセスで私達の筋肉は肥大したり、増強されたりするわけですが、損傷した組織を“修復する”ことができなければ、ただ単にストレスによって損傷を受けた状態から回復することができません。
筋肉を包んでいる筋膜をはじめとした結合組織全体も同様に、ストレスによって損傷した組織を修復することで、その強さを増していくのです。
筋繊維が受けた損傷を修復して、更にその強度を増す超回復のプロセスに48時間かかるのと同様に、筋肉に内在し、その構造全てを包む筋膜や、筋肉と骨を繋げる腱、骨と骨を繋げる靭帯といった結合組織を支えるコラーゲン繊維の再生にも、48時間以上かかります。
努力の成果をプラスの方向に向かわせるためには、この修復=回復のプロセスがとても重要な役割を果たすのです。
どれほど素晴らしい努力を重ねても、修復のプロセスが充分に行えず、オーバートレーニングになってしまっては、望む結果を得ることができないばかりか、疲労や怪我といったマイナスの結果を招いてしまいます。
トレーニングのストレスで損傷を受けた組織を修復し、回復させるために必要なのは:組織の再生に必要な栄養が供給されること、組織の炎症を素早く回復させるための休息が提供されること、組織の修復のために充分な血液の循環があること、与えられるストレスの総量が管理可能な範囲内であること等々。
トレーニングの結果を充分引き出すためには、トレーニング以外の時間で何をするのかが驚く程重要なのです。
ロールリカバリー アール8
ロールリカバリーは、コロラド州ボルダー在住のアスリートカップルによって開発されました。
巨大な洗濯バサミのような構造で、大腿部、下腿部、上腕、前腕等の組織を、ちょうど良い圧で捉えます。
立体的に組織を捉えたまま、コロコロ転がしたり、捻ったり、更に圧を加えたり。身体を支える必要もなく、トレーニング後に楽な姿勢で、とにかく簡単に血行促進、疲労回復ができる超便利グッズです。
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- 谷 佳織(たに かおり)
Somatic Systems 株式会社 代表取締役
株式会社Kinetikos 代表取締役
1985年、当時原宿のセントラルアパートメント1Fに位置していたスタジオNAFAの第8期養成コースを修了後、エアロビクスインストラクターとして活動を開始。
1990年代前半ACSMのHFS認定を受けると共に、グループの指導から、在日外国人層を中心とした個人を対象とするトレーニングの指導へと指導対象をシフトし始める。
2003年、ロルフインスティチュートを卒業し、公認ロルファー®の認定を取得。
2010年、グレイインスティチュートのメンターシップであるGIFTプログラムを修了し、Fellow of Applied Functional Science の認定を取得。
現在は、夫であるトラビス・ジョンソンと共に、東京都港区白金台にあるジム、Synergy を運営。TRXトレーニング、及びDVRTトレーニングシステムのマスターインストラクターとして運動指導者を対象とした教育活動に関わると同時に、各種セミナーの指導、海外指導陣を招聘したセミナーの企画運営、通訳、及び会員制教育情報サイトKinetikos の運営とコンテンツの翻訳、監修に携わる。英語は独学で習得。
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[ PHYSIQUE MAGAZINE 006 ]
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