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クロスフィット代官山のコーチに聞く、クロスフィットのトレーニング動作

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掲載日:2018.05.11
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フィジークオンラインをご覧の皆様、こんにちは!
クロスフィットコーチのシンジです。

前回の記事にて簡単なクロスフィットについてのご説明をさせていただきました、
今回からはもう少しクロスフィットのトレーニング動作について詳しく説明できればと思います。よろしければご覧下さい。
クロスフィットのトレーニング動作において、一つはジムナスティック(器械体操)、もう一つはウエイトリフティング(重量挙げ)、そして最後はランニングやローイング(舟漕ぎ)、サイクリングなどの有酸素運動(メタボリックコンディショニング)から成り立ちます。

この複合的な動作の中には非常に多くのトレーニングのメニューが含まれています。
自重を扱ったトレーニングや鉄棒、吊り輪、ロープ、メディシンボールからウエイトリフティングのメニューではバーベルはもちろん、ダンベル、ケトルベルを使用することでトレーニングメニューのプログラムは無限にデザインが可能です。

その中でもクロスフィットを行う中で習得すべき基礎的なトレーニングの9種目があり、今回からはそのトレーニングをご説明していければと思います。

クロスフィットにおける9種類の基本動作

• エアースクワット
• フロントスクワット
• オーバーヘッドスクワット
• ショルダープレス
• プッシュプレス
• プッシュジャーク
• デッドリフト
• スモウデッドリフトハイプル
• メディシンボールクリーン
の9種目になります。

この中には聞き慣れたトレーニングメニューや初めて見るメニューもあるかと思います。その中で今回はスクワット系の種目を説明していきます。

スクワットは健康のために欠かすことのできない非常に重要な動作です。
この動作には運動者の能力を著しく向上させるだけでなく、 高齢期における股関節、脊柱、膝関節の機能を正常に維持する効果があります。

そもそもスクワットとは、トレーナーが考え出した動作ではなく、くしゃみやしゃっくりと同様に生理的に自然な動作であり、人間にとってとても実用的です。

S&Cのコーチ、トレーナーやボディメイクのトレーナーの方々も皆様スクワットをご指導されたご経験もおありだとは思いますが、クロスフィットでは生活の中での必要な動作というのを軸に考えてスクワットの指導を行っております。
なので、スクワットのボトムポジションは人間の座った際の自然な姿勢を行うよう指導しています※(この座ったというのは椅子に座った姿勢ではありません。)
スクワットのボトムポジション

スクワットのボトムポジション

また、この通常のスクワットとは別にフロントスクワット、オーバーヘッドスクワットというものがあります。

フロントスクワットでは重量のあるもの(例:バーベルやケトルベルなど)を「ラックポジション」という鎖骨上や肩上のポイントに配置してスクワットを行う動作になり、この動作には通常のスクワットに比べ肩の機能性や体幹部の安定性,筋力が更に求められます。
ラックポジション

ラックポジション

またオーバーヘッドスクワットの動作になるとバーベル等を頭上に挙上した状態でのスクワットの動作になり、更に他の関節や胸椎部の機能性、安定性が必要になります。
オーバーヘッドスクワット

オーバーヘッドスクワット

さらにこのスクワットでは、すべてのスクワット動作を行う上での姿勢、動作の間違い、安定性の欠如が強調されて表れます。
ちなみにFMS(ファンクショナルムーブメントスクリーン)という身体の機能性を分析するテストにおいてもオーバーヘッドスクワットは用いられています。

まずは正しいスクワットのコーチングから始まり、徐々に動作のスケーリングアップを行い、フロントスクワット、オーバーヘッドスクワット、最終的には正しいウエイトリフティングの動作(クリーンやスナッチ)へ繋がるようにクロスフィットのプログラムは進行していきます。

これは老若男女、年齢に関係なく一般の方もトップアスリートの方も同様です。
唯一の違いは、どのスケールでスクワットやウエイトリフティングの動作を行うかなので、クロスフィットでは多種多様(主婦や会社員の方からオリンピック選手等)の方々が同じ時間帯に一緒にトレーニングを行っていることもあります。

パフォーマンスの向上やボディメイクに向けたトレーニング等で、多くの方がエアースクワットやバックスクワットを体験、実践されているかと思いますが、それ以外の種目のフロントスクワット、オーバーヘッドスクワットも身体の機能を改善、向上したり、または自身に欠如している能力を把握するのにも有効なトレーニングです。

興味がおありで未だ試されたことのない方は、是非一度これらのスクワットもトライしてみてはいかがでしょうか。

まずは負荷をあまり強く感じないバーベルのみであったり、または似た形状の棒で試されるのをお勧めします。
では皆様Have a good workout!

前回:クロスフィット代官山のコーチに聞く、クロスフィットのメリット
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