大きな力を出すために腰は回さない!~ゴルフのためのトレーニング~
掲載日:2019.03.19
ゴルフスィングなのに回さない!?
「ゴルフで、より強い打球を実現するためには腰を回さないようにする。」
この言葉だけを聴くと、正直、頭の中に「???????」と、クエスチョンマークがいっぱい浮かんできますよね。
回旋を伴うゴルフスィングで腰を回さないようにする。矛盾しているように聞こえてしまうのも納得です。
しかし、クラブのヘッドスピードを上げるためにも、腰のケガを避けるためにも、体幹部分を強化する“回旋しないトレーニング”は鍵となります。
この言葉だけを聴くと、正直、頭の中に「???????」と、クエスチョンマークがいっぱい浮かんできますよね。
回旋を伴うゴルフスィングで腰を回さないようにする。矛盾しているように聞こえてしまうのも納得です。
しかし、クラブのヘッドスピードを上げるためにも、腰のケガを避けるためにも、体幹部分を強化する“回旋しないトレーニング”は鍵となります。
なぜ、腰を回さないトレーニングが必要??
結論として、体幹を回さないようにするトレーニングは、地面から始まり、体を通り最終的にクラブヘッドに伝わる“力”を、より効率よく実現することを容易にします。
最近、雑誌などでもよく取り上げられているように、「地面反力」が飛距離を出す上で重要な要素となっています。
簡単に言えば、より大きな力で地面を押すことができれば、より速いクラブヘッドスピードを出すことができます。
この“力”を不必要に逃がしてしまうのはもったいないですよね。正しいトレーニングが“力のロス”を食い止めてくれます。
最近、雑誌などでもよく取り上げられているように、「地面反力」が飛距離を出す上で重要な要素となっています。
簡単に言えば、より大きな力で地面を押すことができれば、より速いクラブヘッドスピードを出すことができます。
この“力”を不必要に逃がしてしまうのはもったいないですよね。正しいトレーニングが“力のロス”を食い止めてくれます。
スィング動作の順番の中で、力のロスを最小限に!
以前のコラム(コラム#3)でも触れたように、効率の良いゴルフスィングは下半身から順番に体が動いていきます。
○下半身(骨盤)の回旋 ⇒ 上半身(胸郭)の回旋 ⇒ 腕の動き ⇒ クラブがボールを打つ
一つの部位の動きを加速させ、その動きを急激に減速させることで力を次の部位に順番に伝えていきます。
この“急激な減速“が力を伝える上で重要です。
今回ご紹介する「体を回旋させない(=安定させる)トレーニング」が、減速動作をより確実に実施する身体の強さを作っていきます。
ゴルフスィングにおいて回旋動作はもちろん重要です。しかし、上の動作の順番でも触れているように、回旋するのは“骨盤部分”と“胸郭部分”です。
腰部分は骨の形状上、回旋しない部分でもあります。
力のロスを防ぐのはもちろん、ケガの予防のためにもしっかり安定させる練習をしましょう。
では、実際にエクササイズをご紹介します。
○下半身(骨盤)の回旋 ⇒ 上半身(胸郭)の回旋 ⇒ 腕の動き ⇒ クラブがボールを打つ
一つの部位の動きを加速させ、その動きを急激に減速させることで力を次の部位に順番に伝えていきます。
この“急激な減速“が力を伝える上で重要です。
今回ご紹介する「体を回旋させない(=安定させる)トレーニング」が、減速動作をより確実に実施する身体の強さを作っていきます。
ゴルフスィングにおいて回旋動作はもちろん重要です。しかし、上の動作の順番でも触れているように、回旋するのは“骨盤部分”と“胸郭部分”です。
腰部分は骨の形状上、回旋しない部分でもあります。
力のロスを防ぐのはもちろん、ケガの予防のためにもしっかり安定させる練習をしましょう。
では、実際にエクササイズをご紹介します。
体を回旋させないエクササイズ
1. スタビライザー プレートスライド
腕立ての姿勢を保持する。
身体の左側にウェイトプレート(2㎏程度)を置く。
右手で右側にスライドさせる。
左手でプレートを左側にスライドさせる。
この動作を交互に続ける。
プレートを動かすときに、とにかく姿勢を保つ。
腕立ての姿勢を保持する。
身体の左側にウェイトプレート(2㎏程度)を置く。
右手で右側にスライドさせる。
左手でプレートを左側にスライドさせる。
この動作を交互に続ける。
プレートを動かすときに、とにかく姿勢を保つ。
2. スタビライザー アップ&ダウン
スタビライザーの姿勢(肘とつま先で身体を支持)を保持する。
片腕ずつ、順番で手をつき身体を上げる。
片腕ずつ、順番で肘をつき身体を下す。
上下動する中で、とにかく姿勢を保つ。
スタビライザーの姿勢(肘とつま先で身体を支持)を保持する。
片腕ずつ、順番で手をつき身体を上げる。
片腕ずつ、順番で肘をつき身体を下す。
上下動する中で、とにかく姿勢を保つ。
3. スタビライザー 片手ケーブルローイング(※ケーブルマシンかチューブを使用)
スタビライザーの姿勢(肘とつま先で身体を支持)を保持する。
片手でケーブル(もしくはチューブ)を自分の方に引き寄せ、ゆっくり戻す。
決められた回数を実施したら、反対の腕でも実施。
動作中、とにかく姿勢を保つ。
スタビライザーの姿勢(肘とつま先で身体を支持)を保持する。
片手でケーブル(もしくはチューブ)を自分の方に引き寄せ、ゆっくり戻す。
決められた回数を実施したら、反対の腕でも実施。
動作中、とにかく姿勢を保つ。
【経歴】
盛岡医療福祉専門学校非常勤講師
NSCAジャパン東北地区アシスタントエリアディレクター
盛岡大学付属高校硬式野球部(2017~)
専修大学北上高校男子サッカー部(2018~)
山形大学理学部時代にはスキーに明け暮れ、卒業後は一般企業へ就職するも、スキーやスポーツの想いを断ち切れず渡米。スポーツ指導の専門家を目指し、野球では2006年・07年に全米チャンピオンになったDivision1のオレゴン州立大学へ編入。米国NSCA認定Strength & conditioning specialistの資格習得。大リーグのシンシナティ・レッズでのインターンシップや大学でのトレーニング指導を通じて数多くの指導経験を積み、帰国。帰国後は、フィットネスクラブの店舗マネージャーや野球の指導を専門に、神宮大会や甲子園大会へ出場を果たす。’17年よりCREDOへ加入しトレーニング責任者を務める。