地面反力を使って飛距離UP!! 株式会社CREDO 中井 大輔
掲載日:2019.06.28
そもそも地面反力って何?
今回は、飛距離アップの3つ目のポイント“地面反力”についてお話していきます。
ここ最近、ゴルフ専門誌などにもよく取り上げられるこの言葉。まず、そもそも地面反力とは何なのでしょう?
ここで、また少しだけ力学(物理)の勉強です。
皆さんは、ニュートンの運動法則をご存知ですか?
そう、リンゴが落ちて万有引力を発見したことで有名な物理学者:アイザック・ニュートンが見出した法則です。
地面反力とは、ニュートンの運動法則の第3法則「作用反作用の法則」に従います。
作用反作用の法則:
⇒「物体Aから物体Bに力を加えると、物体Bから物体Aに同じ作用線上で大きさが等しく反対向きの力が働く」
より大きな力で地面を踏み込めば踏み込むほど、より大きな反力が地面から返ってきます。この反力をスィングに活かすわけです。
ここ最近、ゴルフ専門誌などにもよく取り上げられるこの言葉。まず、そもそも地面反力とは何なのでしょう?
ここで、また少しだけ力学(物理)の勉強です。
皆さんは、ニュートンの運動法則をご存知ですか?
そう、リンゴが落ちて万有引力を発見したことで有名な物理学者:アイザック・ニュートンが見出した法則です。
地面反力とは、ニュートンの運動法則の第3法則「作用反作用の法則」に従います。
作用反作用の法則:
⇒「物体Aから物体Bに力を加えると、物体Bから物体Aに同じ作用線上で大きさが等しく反対向きの力が働く」
より大きな力で地面を踏み込めば踏み込むほど、より大きな反力が地面から返ってきます。この反力をスィングに活かすわけです。
“殿筋群が王様、腹筋群が女王様”
反力を得るためには、しっかりと地面を踏み込むことが必要となります。
地面をしっかり踏み込むために必要なこととは何でしょう?
より大きな力を出すこと、つまりより大きな筋肉の出力を出すことが必要となります。
これは、練習場ではなく、トレーニングジムで高めることができる能力です。下半身を中心とした全身のウェイトトレーニングが、あなたの筋力を高めます!!
体を動かす筋肉(骨格筋)は400個以上あると言われています。(内臓などの筋肉を含めるとその数600個以上!)
それだけの数の筋肉を鍛えるとなると、時間やエクササイズの種類がとてつもない量になってしまいます。
そこで、皆さんは特に重要な2つの筋肉のグループ:“臀筋郡”と“腹筋群”を鍛えることをまず優先してください。
臀筋郡は主に股関節の伸展動作(伸ばす動作)をコントロールします。
日常生活では、立ち上がる時、階段を上るときなどに使う筋肉群です。
腹筋群は主に脊柱(姿勢)をサポートします。
人は2足歩行の生き物なので、腰背部のポジションを維持するために腹筋群はとても重要です。
ゴルフスィング中では、臀筋郡を活用して下肢を伸ばしながら地面を踏み込み、力を伝えていきます。
その最中、腹筋群で上半身のポジション(姿勢)が崩れないように保持していることになります。
TPIのセミナーにおいても、“殿筋群が王様、腹筋群が女王様”という言葉で説明される、とても重要視されている筋肉群になります。
では、地面反力を向上せるために、臀筋郡を鍛えるエクササイズをご紹介していきます。(腹筋群のエクササイズは、以前のコラム#2「腰痛予防のために、まずは姿勢を安定させよう。」にてご紹介しています。是非、ご参照ください。)
地面をしっかり踏み込むために必要なこととは何でしょう?
より大きな力を出すこと、つまりより大きな筋肉の出力を出すことが必要となります。
これは、練習場ではなく、トレーニングジムで高めることができる能力です。下半身を中心とした全身のウェイトトレーニングが、あなたの筋力を高めます!!
体を動かす筋肉(骨格筋)は400個以上あると言われています。(内臓などの筋肉を含めるとその数600個以上!)
それだけの数の筋肉を鍛えるとなると、時間やエクササイズの種類がとてつもない量になってしまいます。
そこで、皆さんは特に重要な2つの筋肉のグループ:“臀筋郡”と“腹筋群”を鍛えることをまず優先してください。
臀筋郡は主に股関節の伸展動作(伸ばす動作)をコントロールします。
日常生活では、立ち上がる時、階段を上るときなどに使う筋肉群です。
腹筋群は主に脊柱(姿勢)をサポートします。
人は2足歩行の生き物なので、腰背部のポジションを維持するために腹筋群はとても重要です。
ゴルフスィング中では、臀筋郡を活用して下肢を伸ばしながら地面を踏み込み、力を伝えていきます。
その最中、腹筋群で上半身のポジション(姿勢)が崩れないように保持していることになります。
TPIのセミナーにおいても、“殿筋群が王様、腹筋群が女王様”という言葉で説明される、とても重要視されている筋肉群になります。
では、地面反力を向上せるために、臀筋郡を鍛えるエクササイズをご紹介していきます。(腹筋群のエクササイズは、以前のコラム#2「腰痛予防のために、まずは姿勢を安定させよう。」にてご紹介しています。是非、ご参照ください。)
地面反力を高めるエクササイズ
スクワット
・バーベルを首の付け根あたりにのせ、両足を肩幅程度に開きつま先をやや外側に向けたスタンスをとる。少し胸を張るようにして上半身の姿勢を整える。
・上半身の姿勢を保ったまま、太ももが平行になるまで、お尻を下げていく。
※“下げる”というイメージよりも、“後方に引く”というイメージ。椅子が後ろにあると思って、そこに手を使わないで座るような感じ。
足の位置が肩幅、つま先の方向がやや外側を向いているので、膝の方向も合わせる。膝が内側に入らないように意識する。股関節にしっかり重さを感じているか確認。
・上半身の姿勢を保ったまま、スタートポジションまで上がる。※お尻の筋肉(臀筋群)を意識する。
・この動作を繰り返す。
※鏡や動画で自身の動作を確認すると、正しいフォームが作りやすくなります。
・バーベルを首の付け根あたりにのせ、両足を肩幅程度に開きつま先をやや外側に向けたスタンスをとる。少し胸を張るようにして上半身の姿勢を整える。
・上半身の姿勢を保ったまま、太ももが平行になるまで、お尻を下げていく。
※“下げる”というイメージよりも、“後方に引く”というイメージ。椅子が後ろにあると思って、そこに手を使わないで座るような感じ。
足の位置が肩幅、つま先の方向がやや外側を向いているので、膝の方向も合わせる。膝が内側に入らないように意識する。股関節にしっかり重さを感じているか確認。
・上半身の姿勢を保ったまま、スタートポジションまで上がる。※お尻の筋肉(臀筋群)を意識する。
・この動作を繰り返す。
※鏡や動画で自身の動作を確認すると、正しいフォームが作りやすくなります。
ルーマニアン・デッドリフト
・バーベルを自身の正面で保持する。両足は腰幅程度に開き、つま先は正面に向ける。少し胸を張るようにして上半身の姿勢を整える。
・上半身の姿勢を保ったまま、お尻を後方に引いていく。
※股関節の動き。お尻から裏モモの筋肉(臀筋群とハムストリング群)がストレッチされる感覚を確認。
・上半身の姿勢を保ったまま、保持しているバーが膝より下の位置に降りるまでコントロールする。
・股関節の動きをコントロールしてスタートポジションまで戻る。
※ストレッチされているお尻と裏モモの筋肉(臀筋群とハムストリング群)を縮めていくことで動作をコントロールする。
・この動作を繰り返す。
※鏡や動画で自身の動作を確認すると、正しいフォームが作りやすくなります。
・バーベルを自身の正面で保持する。両足は腰幅程度に開き、つま先は正面に向ける。少し胸を張るようにして上半身の姿勢を整える。
・上半身の姿勢を保ったまま、お尻を後方に引いていく。
※股関節の動き。お尻から裏モモの筋肉(臀筋群とハムストリング群)がストレッチされる感覚を確認。
・上半身の姿勢を保ったまま、保持しているバーが膝より下の位置に降りるまでコントロールする。
・股関節の動きをコントロールしてスタートポジションまで戻る。
※ストレッチされているお尻と裏モモの筋肉(臀筋群とハムストリング群)を縮めていくことで動作をコントロールする。
・この動作を繰り返す。
※鏡や動画で自身の動作を確認すると、正しいフォームが作りやすくなります。
スクワットジャンプ
・スクワットと同様に姿勢を作る。
・上半身の姿勢を保ったまま、太ももが平行になるまで、お尻を下げていく。
・一気に力を出して、真上方向に飛び上がる。(股関節の動きを特に強調する。)
・この動作を繰り返す。
※鏡や動画で自身の動作を確認すると、正しいフォームが作りやすくなります。
・スクワットと同様に姿勢を作る。
・上半身の姿勢を保ったまま、太ももが平行になるまで、お尻を下げていく。
・一気に力を出して、真上方向に飛び上がる。(股関節の動きを特に強調する。)
・この動作を繰り返す。
※鏡や動画で自身の動作を確認すると、正しいフォームが作りやすくなります。
どのエクササイズも、股関節の動きを強調し、動作することがポイントです。各種目、10回を目安に実施してみてください。
【経歴】
盛岡医療福祉専門学校非常勤講師
NSCAジャパン東北地区アシスタントエリアディレクター
盛岡大学付属高校硬式野球部(2017~)
専修大学北上高校男子サッカー部(2018~)
山形大学理学部時代にはスキーに明け暮れ、卒業後は一般企業へ就職するも、スキーやスポーツの想いを断ち切れず渡米。スポーツ指導の専門家を目指し、野球では2006年・07年に全米チャンピオンになったDivision1のオレゴン州立大学へ編入。米国NSCA認定Strength & conditioning specialistの資格習得。大リーグのシンシナティ・レッズでのインターンシップや大学でのトレーニング指導を通じて数多くの指導経験を積み、帰国。帰国後は、フィットネスクラブの店舗マネージャーや野球の指導を専門に、神宮大会や甲子園大会へ出場を果たす。’17年よりCREDOへ加入しトレーニング責任者を務める。