フィジーク・オンライン

女性による女性のためのフリーウェイトジム「SPICE UP FITNESS」さんへお伺いしてきました!

この記事をシェアする

0
掲載日:2016.07.27

今年もこの季節がやってきました…!

皆さん、こんにちは!
筋肉担当!元気!やる気!才木玲佳(れいたん)です!

さて、今年もこの季節がやってきました…!
そうです、夏!!!!!!!!!!!!!!
夏といえば海!海といえばビキニ!

ビキニを美しく着るには、引き締まったウエスト、プリッとしたヒップが欠かせないですよね。もちろんダイエットも良いけど、メリハリのある美しい体を手に入れるには筋肉が必要不可欠!

今回、ビキニが似合う美しいお尻、すなわち「美尻」をゲットすべく、れいたんが向かった先は…!?

こちら、「SPICE UP FITNESS」さん!
私の隣にいる女性が、代表の岡部友(おかべ とも)さんです!
SPICE UP FITNESS代表・岡部 友さん

SPICE UP FITNESS代表・岡部 友さん

「SPICE UP FITNESS」さんは、GOLD'S GYM南青山店内にあります。
建物の周りは静かで落ち着いた雰囲気でしたよ♬

建物の周りは静かで落ち着いた雰囲気でしたよ♬

「SPICE UP FITNESS」代表・岡部 友さんのプロフィール

まず、代表の岡部友さんの経歴はといいますと…

高校時代、陸上部に所属し、部活の男子仲間よりもトレーニングをしていても筋肉のつき方、脂肪のつき方が違うことから、女性のカラダとトレーニングの関わりに興味を持つ。

自己流ダイエットやトレーニングに限界を感じ、アメリカで運動生理学を学ぶために高校卒業後、すぐに渡米。

フロリダ大学在学中、ACSM-CPT、NSCA-CSCSの資格を取得。アメリカの女性の文化に影響をうけ、日本の女性のBeautyに対する文化を変える事を決意し、日本に帰国。

現在はSPICE UP FITNESSの代表、女性専門のパーソナルトレーナーとして活躍。

岡部さんはアメリカからの一時帰国の際に、日本人の女の子を見て「みんなが同じような洋服を着て体形隠してて、群がって、自分の意見も言えない、自信をもってない」と感じたそうです。

そして、「もっと自信のある女の子が増えたらな」と思うようになり、日本人の女性を変えたいと思い始めたとのこと!

そんな岡部さんにいろいろ聞いてみました♡
(以下、岡部さん⇒岡、才木⇒才)

「SPICE UP FITNESS」さんについて

記事画像3
才) この「SPICE UP FITNESS」さんはお尻をメインに鍛えるジムなんですか?

岡) お尻専門のジムみたいになってるけど、普通のトレーニングもします。ただ、身体の中で一番鍛えられてないのはお尻なのね。

減量は食事を我慢すればできるけど、それは脂肪を落とすこと。多くの人が見落としがちなんだけど、「脂肪を落とす=筋肉をつける」とは違うの。食事管理すれば脂肪は落ちるけど、やっぱり女性らしい身体って絞っちゃいけない部分もあるじゃない?

絞ったときに出ていなきゃいけない部分、女性だったら胸やお尻。その筋肉つけるっていうのをここではしているの。つけたいところにつける、つけたくないところにはつけないっていうのを大切にしています。

才) HPに載っていたお客様のビフォーアフターの違いが一目瞭然でした…!まさにメリハリボディの実現を手助けするジムですね!

岡) ボディメイクのために、その人に合わせてエクササイズの種類を選びながら種目や順番も変えています。

例えば、スクワットしてお尻に筋肉をつけたいけど、太ももが張っちゃうっていう人もいるし、その人に必要ならお腹もやるし、上半身、背中も。

ヒップスラストについて

才) 人によって体質や筋肉につき方も様々ですからね。このジムで行っている「ヒップスラスト」についても教えてください!

岡) ヒップスラストはスクワットとは全然違うのね。スクワットは重い負荷がかかった時(しゃがんでいる時)にお尻がストレッチされていてる状態になるの。つまり、しゃがんだ時はお尻を収縮することは難しいの。

反対に、ヒップスラストの動きはお尻が収縮する時に負荷が大きくなる。

スクワットって足首、股関節、肩関節など全ての柔軟性とコアの筋肉をうまくつかえて初めて上手なスクワットができるんだけど、ヒップスラストは柔軟性やコアの力が多少弱くても両足プラス背中で支えている分、初心者でも安全に重いものを効かせやすいの。

才) 初心者トレーニーだとスクワットで腰を痛めたり…ってよくありますもんね。

岡) そうなの!初心者の人にスクワットしてって言っても、難しすぎるから!(笑)
結局スクワットの練習から始めることになっちゃうの。足首が固いとかお腹に力が入らないとか、人それぞれ体の特徴もあるわけで。
一般女性は身体を変えるためにトレーニングしてるわけで、スクワットの練習しにトレーニングに来てないからね。

両足と背中の3点で支えるヒップスラストはスクワットより安定するの。「安定する=効かせたいころに効かせやすい」っていうこと。逆に片足のエクササイズはバランスを取りにくいからこそ体幹やバランス力を鍛えられるけど両足よりも重い負荷ではできないよね。

ヒップスラストは3点で支えているから、より重いものができるの。接地面が多いから下半身のベンチプレスという人もいるくらいなんだよ!エクササイズの選び方も目的で変わってくるっていうのはこれだね。

柔軟性やコアの負担を減らしながらも、お尻にしっかり効かせることができるから変化も速いんだ。もちろんヒップスラストをすることによって柔軟性やコアは鍛えられていくけど、スクワットのように最初から必要ってわけでもないから初心者の人にもとても効果的なの。

スクワットで100kgを挙げることは難しいと思うけど、ヒップスラストは安定したフォームで行うから挙げることができるの。ある程度の重さを持ち挙げることで、筋肉をしっかり大きくなるように刺激が入る。結局、重りを持たないと筋量が増えないからね。
話していて、岡部さんの知的さが伝わってきました♡

話していて、岡部さんの知的さが伝わってきました♡

岡) 最近の女の子はヒールを履いて骨盤が前傾になりがちで、反り腰・XO脚が多いのね。骨盤が前傾ってことは、前傾にして行うスクワットは上手にできるけど、その結果骨盤がもっと前傾になってしまう。ヒップスラストは後傾にする動きだから、骨盤前傾の子がやるとその前傾が治っていくの!

才) ヒップスラストをやれば骨盤矯正にもなるんですね!

岡) そう!前傾の人はお尻と腹筋が弱いのでスクワットをしましょうって勧められるけど、動きについて考えていないとその筋肉はついたとしても前傾をもっと強調してしまうの。

逆に、骨盤が後傾の猫背の子がヒップスラストをやるともっと後傾を強調してしまうことにもなるから、そういう人はヒップスラストやったあとにデッドリフトやバックランジなど組み合わせてやります。

お尻を鍛えましょうって言って、その人の骨盤が前傾か後傾かも見ずに、「とりあえずスクワットしましょう」っていうトレーナーが本当に多いと思う。見せるだけの筋肉だけじゃ勿体ないって思うから、体の機能を改善しながら綺麗な筋肉をつけられるように教えています。もちろんそのために必要ならスクワット系の動きもいれていくよ。

才) 自分の骨盤が前傾か後傾かを気にしたことはありませんでした。勉強になります!

ところで、岡部さんはコンテストに出ている方のトレーニングも多く見ていると思いますが、自身はコンテストには出ないんですか?

岡) やっぱり筋トレ始めて楽しくなると、目標がほしくなるよね。ただ、目標に向かって頑張りすぎて燃え尽きる子も多く見てきて、絞りすぎてコンテストが終わって食べ過ぎでリバウンドする子もいるし…コンテストって絞り大会になっていることも多いから、腹筋は割れていても女性らしいカーブまでなくなってしまうことも多い。私の理想とする体はコンテストの基準よりも脂肪が多いからコンテストでは絶対勝てないかな。(笑)

食事に関しては、人との食事を楽しむってのも大切にしているの。だけど、自分だけの時は節制してるのね。ケーキは一切食べませんとかお酒は絶対に飲まないとか、そういうこともしないから。自分の楽しいと思えるライフスタイルを崩してまではやらないようにしているの。

私の目標は見た目も大事だけど、80、90歳っていうおばあちゃんになっても、しゃきしゃきに動けて、思ったように体を動かせる身体でいたい。っていうことなんだ。
体重も、体脂肪もほんとに気にしたことないから。

岡部さんのことをもっと詳しく

記事画像5
才) 食事はどのようなこだわりがありますか?

岡) OK食品・NG食品はつくらないようにしていて、何を食べたら体にどういう影響があるのかは知っていなきゃいけないけど、一回摂ったからって、すぐに体重が増えるとか、脂肪がつくわけじゃないから、8割頑張って一生続けたほうがいいって思ってる。

自炊は絶対で、ケーキとか甘いものに関しては、スーパーやコンビニで手軽に手に入るようなチョコやスナック菓子はほとんど摂らないかな。
甘いものを摂るなら普段食べられないくらいもっと美味しいもので摂りたいって思ってるから。(笑) そんな機会のために、普段からは入れないようにしてるよ。

自分の消費できるカロリーが摂取カロリーよりも上回らなければ、どんどん太っていくってことはないし、これだけ食べたら脂肪がつくとか、自分の身体はどこから脂肪がついていくかとか、このぐらい節制すればこれだけ絞れるっていうのが感覚で分かると食事管理も怖くないと思う。

私は自分の体型や体調に結構敏感で、それは人体実験として暴飲暴食をどれだけ続けたらどれだけ影響が出るのかっていうのを学生時代にやったから。自分の体のことをよく知るっていうのが大切だね。ほんと人それぞれ違うから。

才) 人体実験…!私もやりたいけど、今からそれやったら大変なことになりますね…

岡部さんの一日のスケジュールを教えてください!

岡) 1日10~12人のクライアント様を見ていて、朝4人セッション見て、昼食食べて、そのあと4人セッション見て、夜はお客様の食事チェックもしています。合間に自分のトレーニングかな。

才) お休みはないんですか?

岡) 趣味と仕事がシンクロしてるから、お休みはいらないんだよね。

才) そういうのすごく憧れます…♡ 好きなことを仕事にできるって最高だと思います!ボディメイクに関して、モチベーションの上げ方はどうしていますか?

岡) 私にとってヒップスラストは歯磨きするくらい、日常のルーティンのような感じなのよね。今日トレーニングできなかったなーって日は、夜に120kgを3セットぐらいやる。大事なのは、意識の問題。一時間とれないからトレーニング行かないとか筋肉痛だからやらないとかそういうことでトレーニングやるやらないを決めないの。体調を感じるのは大事だけど、それはトレーニングやってみて決めるから。(笑)
「楽しくなきゃいけない」「結果を早く求めすぎない」「結果までのプロセスを楽しむ」これが大事。

よく有名なモデルさんの体型を目標にする子が多いけど、あくまで自分のビフォーアフターで考えることが大切なの。みんな骨格や体質も違うから、そのモデルさんと同じになることは無理かもしれないけど、自分のビフォーアフターで見たときに、良い方向へ近付いているはずだから。それが自分の自信になるんだよ!

才) 確かに、目標を高く設定しすぎるとその分挫折感も大きいですもんね。岡部さんは今までボディメイクに関して苦労したことってありますか?

岡) 私、すっごく苦労したの!上半身は細いのに走ってたから下半身が大きくてバランス悪かったのね。当時170cm・63kgで、陸上部だったから筋肉が多かったんだ。
とにかくあまり運動をしないで、筋肉も脂肪も落として49kgまで減らしたかな。
徹底した食事管理と水泳やウォーキングなどの有酸素運動をゆっくりして、そこから上半身の筋トレも含めお尻を鍛えて、4~5年かけてバランスの良いボディを目指してきたの。最近測ってないけど、体重も60kgには戻ってる。まだまだだけど、自分の前よりはバランスよくなってるし、部活やってる時よりも動ける体かも(笑)

才) 一度身体をリセットしたんですね!すごい…!

今後の目標

才) 岡部さんの今後の目標を教えてください!

岡) このジム「SPICE UP FITNESS」が広がることはもちろんだけど、日本の女の子が自分の体を変えて自信持ってほしいなーって思う。そのための環境を増やしていきたい。

だって、現状の一般のジムはフリーウェイトゾーンが男性だらけで入りにくいって思う子も多いと思うの。でも、自分の体やトレーニングに自信が持てれば、男性がいるゾーンでも気にならないから、そういう女子も増やしたいね。

「SPICE UP FITNESS」は、そのステップであって、ここで学んで、最終的には自分一人でもトレーニングできるようになってほしい。そして、モチベーションが上がらないときこそ、いつでも来てほしい。トレーニング初心者の子がちゃんと正しいことを学べて、トレーニーたちが更にモチベーションを高められる、そんなジムを作っていきたいな。むしろ男子がひくような女子を育てて、フリーウェイトを女性で占領したい!(笑)
自信のある女性って素敵だなあ~♡

自信のある女性って素敵だなあ~♡

岡部さん、ありがとうございました!!

実際に美尻トレーニングを体験!まずはストレッチ。

そして、れいたん、実際に美尻トレーニングを体験!
まずはストレッチから♬

トレーニングをする前に、お尻を起こすことから!
ステップとしては、お尻をほぐす→起こす→鍛える、だそうです!なるほど!!
ストレッチポールを使って前腿をほぐします。痛いんだなあ~これが…!

ストレッチポールを使って前腿をほぐします。痛いんだなあ~これが…!

もう少しストレッチします。
本来、トレーニングと同じぐらいの時間をストレッチに費やすべき…!
この写真だけ見るとわかりませんが、実は…

この写真だけ見るとわかりませんが、実は…

テニスボール!腸腰筋を刺激。これも痛かったよお…!

テニスボール!腸腰筋を刺激。これも痛かったよお…!

筋肉が張ってるってことはいつも使ってるということ。最初に使われてしまうので、その場合お尻じゃなくて前腿に効いてしまうんです!

バンドを使ったトレーニング

次はバンドを使って…
記事画像10
しっかり歩幅をキープしながら左右に、前後に動きます。
バンドの伸縮力に負けないように力は抜けません!派手な動きではないけどしっかりお尻に効いてます!

次はバンドをしたまま身体を横向きにして、足を開閉。
記事画像11
下半身のトレーニングって辛いのよね~…!

下半身のトレーニングって辛いのよね~…!

バンドを使ったトレーニングはまだ続きます!
次はお尻の力を使って、腰につけたバンドの圧力に抵抗!
このときに、膝につけた黄色いバンドの幅もキープしながら!

このときに、膝につけた黄色いバンドの幅もキープしながら!

いよいよヒップスラスト!

そしていよいよヒップスラスト!!!
やる前に丁寧にフォームを教えてくださいました。
記事画像14
記事画像15
記事画像16
実際にやってみて、岡部さんが言っていたとおり、両足と背中の3点で支えてるから安定していたので、重いのも意外とひょいっと挙げられました!

重いものを持ち挙げられることで、自分への自信にもつながりますね♬ 腰への負担がなく、しっかりお尻だけに効いてる感じがしました!

メインのヒップスラストでおわりじゃないです!まだやります!
次はお尻の力を使って足を後ろにあげます。
お尻の上部にしっかり効いてました…!ヒップアーーーーーップ!!

お尻の上部にしっかり効いてました…!ヒップアーーーーーップ!!

最後にバックエクステンション…?!
ではなく…お尻の力を使って起き上がる動作!
上半身を丸めたまま、上がってくるときにお尻が締まって効きました♬
終わったころには汗だくでした…!

終わったころには汗だくでした…!

こうして、ひたすらお尻を攻めた結果…
しっかりパンプアップもして、次の日には筋肉痛が来ましたよっ!
ビキニの似合うヒップに近づけたかな?

ビキニの似合うヒップに近づけたかな?

女性が憧れる女性♡

岡部さんはとても自立していて、身体だけでなく考え方もかっこいい女性でした♡
女性が憧れる女性ですね!私も自信を持った素敵な大人の女性になりたいと思いました!
身体的にも精神的にも、とっても良い刺激を頂きましたよ!ありがとうございました♡

今回お伺いした岡部友さん、そして「SPICE UP FITNESS」さんについてはこちら!
岡部 友(おかべ とも)
ブログ:http://ameblo.jp/tomomo1206/
Instagram:
https://www.instagram.com/tomo_fitness/
HP:http://www.spiceupfitness.com/
Mail:spiceupfitness@gmail.com

SPICE UP FITNESS
〒 107-0062
東京都港区南青山6-2-2 南青山ホームズB1F
(東京メトロ銀座線/表参道駅徒歩7分
東京メトロ半蔵門線/表参道駅徒歩10分)
TEL : 03-6712-6766
HP:http://www.spiceupfitness.com/
  • れいたん(才木玲佳)

    【所属】
    Cheer♡1(チアワン)
    Krushガールズ
    筋肉アイドル
    WALK.

    【出演経歴】(TV,CM,ラジオ,雑誌,web,イベント,その他)
    出演経歴一覧


関連記事

六本木のパーソナルトレーニングジム「CLOVER」で「育マッチョ」植田さんにインタビュー!

六本木のパーソナルトレーニングジム「CLOVER」で「育マッチョ」植田さんにインタビュー!

美尻・美脚アスリートチームを率いるNPC BIKINI COMPETITOR 野田真奈さんの「BOOTY CAMP」を体験!

美尻・美脚アスリートチームを率いるNPC BIKINI COMPETITOR 野田真奈さんの「BOOTY CAMP」を体験!

フィジーク界のレジェンド!齋藤真人選手のStyle Sに行ってみた!!

フィジーク界のレジェンド!齋藤真人選手のStyle Sに行ってみた!!

初めまして才木玲佳ですっ!「GENスポーツアカデミー」さんへお邪魔してきました!

初めまして才木玲佳ですっ!「GENスポーツアカデミー」さんへお邪魔してきました!

アメリカのトップアスリートと同じトレーニングを! 吉田輝幸 代表率いる「PCP」をレポート♪

アメリカのトップアスリートと同じトレーニングを! 吉田輝幸 代表率いる「PCP」をレポート♪

現役の選手が教えてくれるジム「BEYOND(ビヨンド)」

現役の選手が教えてくれるジム「BEYOND(ビヨンド)」

フィットネス大国・韓国の事情とは?

フィットネス大国・韓国の事情とは?

ボディビル界の若きエース!横川尚隆選手にインタビュー!

ボディビル界の若きエース!横川尚隆選手にインタビュー!