UFC所属・総合格闘家 佐々木憂流迦 × フィジカルコーチ五十嵐悠哉/坂井美継のトレーニング交友録
掲載日:2015.07.30
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- 佐々木 憂流迦(ささき・うるか)
総合格闘家
1989年10月7日生/身長180cm/体重60kg
静岡県伊豆の国市伊豆長岡出身。
リングネームの憂流迦は、サンスクリット語で天狗を意味し、入場時には、天狗のお面を付けている。「寝技王子」の異名を持ち、スリーパーホールドが得意。プロレスラーに憧れ、格闘技に興味を持つ。高校入学と同時にレスリングを始めた。(最高成績は全国高校生グレコローマン選手権 ベスト16)卒業後に和術慧舟會駿河道場に入門。
趣味:絵を描くこと、スポーツ
- 佐々木 憂流迦(ささき・うるか)
-
- インタビュアー:坂井 美継(さかい みつぐ)
ビューティーコロシアム、IQ サプリ、笑いの金メダル、ASAYAN など数多くの人気番組を手掛ける
誕生日:1970年6月9日
出身地:静岡市清水区
肩書:テレビ制作会社 マッスル笑店代表取締役、(株)共同テレビジョンキャスティングプロデューサー、吉本興業元社員
サイズ:身長172㎝、体重96㎏
血液型:A型
趣味:ゴールドジムでトレーニング&娘のフェンシング観戦
特技:プレゼン(企画)
家族:妻・長女
- インタビュアー:坂井 美継(さかい みつぐ)
アメリカに本部がある総合格闘技団体・UFC(Ultimate Fighting Championship)を舞台に活躍する佐々木憂流迦選手。
現在はスパーリングをするだけのトレーニングではなく、フィジカル面で独自の理論を持つ五十嵐コーチの指導を受け、動ける身体づくりをターゲットに様々なトレーニングを実施することにより、潜在能力を最大限に引き出すことに成功しているという。
また、憂流迦選手はモデルの仕事もこなすほどのオシャレで、格闘界のファッションリーダーとしての一面も持ち合わせている。今回は筋肉和尚がそんな、憂流迦選手本人と五十嵐コーチを交えて、膝をつき合わせて語った。
坂井 初めに憂流迦選手の魅力についてお話ししますが、やはり「今までの格闘家にないビジュアルの持ち主」ということですね。最初に五十嵐コーチから紹介して戴いたときは、全然予想と違うイメージの人が来たので驚きました。そもそも最初は憂流迦選手から五十嵐コーチへ、トレーニングの依頼があったんですよね?どのようなきっかけでそうなったんですか?
五十嵐 ある大きな試合の後、その試合内容に納得がいかなかった彼から相談をもちかけられたのがきっかけです。試合自体は結果的には憂流迦の逆転勝ちだったのですが、やはり「フィジカルのトレーニング」という観点から自分を見直したいということで、私に声をかけてくれました。実は彼とはそれ以前から知り合いで、何度か話す機会もあったので、いずれそういう依頼が来るのは何となく分かっていました。なので、プログラムなどの用意は比較的スムーズに進めることが出来ました。
坂井 それ以前は「根性練」的なトレーニングをされていたんですか?
憂流迦 そうですね。僕自身、フィジカルに対しては曖昧な知識しか持っていませんでしたし、周りにもそういう人がいなかったので、とにかく「ガシガシやる」しかなかったんです。
五十嵐 僕は「格闘技のトレーナー」ではなく「フィジカルコーチ」なので、「選手を見る」ことでプログラムを決めていきます。「格闘技の練習が上手くいかない」とか「練習が身につかない」という状態のまま、フィジカル面だけを高めていっても、勝てる選手にはなれないと考えています。
同じ選手でも、必要なウェイトトレーニングの割合や強度は週ごと月ごとで変化していくものなので、それに合わせてこちらも動きを変えて行く必要があるんです。「ガシガシやる」ことについては否定もしませんが、それに対する見返りを得ることが出来ないのであれば、やる必要はないと考えています。言い方は良くないかも知れませんが、格闘技の世界というのは「ガシガシやる」ことを良しとする傾向が強いです。追い込まれている選手を見ることで、トレーナーが満足してしまうんですね。だけど、トレーナーが「よし、これで大丈夫だ!」と思ったところで、試合で勝つことが出来ない選手というのは沢山いますから、そこに答えはないんじゃないのかなと僕は思っています。彼はウェイトを始めて1年経たないくらいですが、着実に伸びていますね。フォームも改善されています。
「ガシガシやれ!とことんまでやれ!」っていうのは、格闘技の練習の方でやれば良いですし、必然的にそうなると思います。僕が彼に200%の努力を強いるのはやっぱり違うでしょうね。むしろ、ケガをさせてしまったり、逆効果にもつながりかねないと思うので。今後必要性を感じれば、それをやることもあるでしょうが、今のところはそのつもりもないです。
憂流迦 僕自身、五十嵐さんのコーチングを受けることで、意識面が凄く変わりましたね。以前はとにかく「頑張る事」が重要だと思っていましたが、今はそれよりも「動かせるカラダを作る」という方向に意識を集中出来ています。
坂井 他のスポーツでもそうですよね。「素振り500回!これで強くなった!今日は終了!」みたいな練習をしてるところが、まだまだありますし。
現在はスパーリングをするだけのトレーニングではなく、フィジカル面で独自の理論を持つ五十嵐コーチの指導を受け、動ける身体づくりをターゲットに様々なトレーニングを実施することにより、潜在能力を最大限に引き出すことに成功しているという。
また、憂流迦選手はモデルの仕事もこなすほどのオシャレで、格闘界のファッションリーダーとしての一面も持ち合わせている。今回は筋肉和尚がそんな、憂流迦選手本人と五十嵐コーチを交えて、膝をつき合わせて語った。
潜在能力を引き出すトレーニング
坂井 初めに憂流迦選手の魅力についてお話ししますが、やはり「今までの格闘家にないビジュアルの持ち主」ということですね。最初に五十嵐コーチから紹介して戴いたときは、全然予想と違うイメージの人が来たので驚きました。そもそも最初は憂流迦選手から五十嵐コーチへ、トレーニングの依頼があったんですよね?どのようなきっかけでそうなったんですか?
五十嵐 ある大きな試合の後、その試合内容に納得がいかなかった彼から相談をもちかけられたのがきっかけです。試合自体は結果的には憂流迦の逆転勝ちだったのですが、やはり「フィジカルのトレーニング」という観点から自分を見直したいということで、私に声をかけてくれました。実は彼とはそれ以前から知り合いで、何度か話す機会もあったので、いずれそういう依頼が来るのは何となく分かっていました。なので、プログラムなどの用意は比較的スムーズに進めることが出来ました。
坂井 それ以前は「根性練」的なトレーニングをされていたんですか?
憂流迦 そうですね。僕自身、フィジカルに対しては曖昧な知識しか持っていませんでしたし、周りにもそういう人がいなかったので、とにかく「ガシガシやる」しかなかったんです。
五十嵐 僕は「格闘技のトレーナー」ではなく「フィジカルコーチ」なので、「選手を見る」ことでプログラムを決めていきます。「格闘技の練習が上手くいかない」とか「練習が身につかない」という状態のまま、フィジカル面だけを高めていっても、勝てる選手にはなれないと考えています。
同じ選手でも、必要なウェイトトレーニングの割合や強度は週ごと月ごとで変化していくものなので、それに合わせてこちらも動きを変えて行く必要があるんです。「ガシガシやる」ことについては否定もしませんが、それに対する見返りを得ることが出来ないのであれば、やる必要はないと考えています。言い方は良くないかも知れませんが、格闘技の世界というのは「ガシガシやる」ことを良しとする傾向が強いです。追い込まれている選手を見ることで、トレーナーが満足してしまうんですね。だけど、トレーナーが「よし、これで大丈夫だ!」と思ったところで、試合で勝つことが出来ない選手というのは沢山いますから、そこに答えはないんじゃないのかなと僕は思っています。彼はウェイトを始めて1年経たないくらいですが、着実に伸びていますね。フォームも改善されています。
「ガシガシやれ!とことんまでやれ!」っていうのは、格闘技の練習の方でやれば良いですし、必然的にそうなると思います。僕が彼に200%の努力を強いるのはやっぱり違うでしょうね。むしろ、ケガをさせてしまったり、逆効果にもつながりかねないと思うので。今後必要性を感じれば、それをやることもあるでしょうが、今のところはそのつもりもないです。
憂流迦 僕自身、五十嵐さんのコーチングを受けることで、意識面が凄く変わりましたね。以前はとにかく「頑張る事」が重要だと思っていましたが、今はそれよりも「動かせるカラダを作る」という方向に意識を集中出来ています。
坂井 他のスポーツでもそうですよね。「素振り500回!これで強くなった!今日は終了!」みたいな練習をしてるところが、まだまだありますし。
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- 佐々木 憂流迦(ささき・うるか)
総合格闘家
1989年10月7日生/身長180cm/体重60kg
静岡県伊豆の国市伊豆長岡出身。
リングネームの憂流迦は、サンスクリット語で天狗を意味し、入場時には、天狗のお面を付けている。「寝技王子」の異名を持ち、スリーパーホールドが得意。プロレスラーに憧れ、格闘技に興味を持つ。高校入学と同時にレスリングを始めた。(最高成績は全国高校生グレコローマン選手権 ベスト16)卒業後に和術慧舟會駿河道場に入門。
趣味:絵を描くこと、スポーツ
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- 坂井 美継(さかい みつぐ)
ビューティーコロシアム、IQ サプリ、笑いの金メダル、ASAYAN など数多くの人気番組を手掛ける
誕生日:1970年6月9日
出身地:静岡市清水区
肩書:テレビ制作会社 マッスル笑店代表取締役、(株)共同テレビジョンキャスティングプロデューサー、吉本興業元社員
サイズ:身長172㎝、体重96㎏
血液型:A型
趣味:ゴールドジムでトレーニング&娘のフェンシング観戦
特技:プレゼン(企画)
家族:妻・長女
- 坂井 美継(さかい みつぐ)
- 取材協力:
- ゴールドジムサウス東京アネックス(http://www.goldsgym.jp/)
- 衣装提供:
- REVERSAL(http://www.rvddw.com/)
フィットネス&ボディメイク情報誌
[ PHYSIQUE MAGAZINE 006 ]
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