必見ヘアケア術!髪質が変わると毎日が変わる!/益子 克彦
掲載日:2016.02.19
「第一印象は見た目で決まる」とよく言われます。一方で、「ファーストインプレッションで受けた印象は概ね正しい」という言われもあります。
たとえば、身体づくりに忙しい皆さんは、おしゃれであるからヘアにも気を遣っていることと思いますが、頭皮の話をすると、美しいヘアを手に入れるためには普段の心がけが重要です。
定期的なヘアカット、きちんとした食生活や睡眠を取り、正しい方法で洗髪をおこなうこと。白髪が気になるようであればヘアカラーを活用したり、薄毛が気になってくれば早めにその対策を講じたりすること。それはつまり、自分と自分の身の回りのことに美学を持ってしっかりと気を配ることです。
ともすれば普段の生活で埋もれがちなこれらを疎かにしない姿勢が仕事に対する気配りや周囲の人間への配慮に繋がり、第一印象までも変えてしまうのではないでしょうか。
つまり、言い換えると身だしなみを整えることは外見を良くするのみならず、内面を磨くことでもあります。生きてきた年月に相応しい見た目と内面を手に入れるべく、今一度頭髪についてしっかりと考えてみてはいかがだろう。
ヘアケアの基本!あなたのお使いのシャンプーは?
30代、40代、50代と年を重ねるにつれ、少しずつ髪が細くなり、コシもなくなり、毛量の減少を感じる現実。それを仕方ないことだと諦め、ヘアスタイルを気にしなくなったら男はおしまい。
洒落たスーツを身にまとい、いいクルマに乗り、知性を磨いていたとしても、髪が散らかっていたり、ペタンコの髪を放置したりしているようでは、いい女にはモテない。
ではその現実の中で、男はどう髪と向き合うべきか。
髪を復活させ、ボリュームアップさせるための方法は様々。育毛剤や発毛剤、発毛や植毛のクリニックなど、人それぞれに選択技が広がっているが、まずはヘアケアの基本としてシャンプーを見直してみてはどうだろうか。
シャンプーには様々な意義があるが、シャンプーによって頭皮を優れた状態に保つということは、男にとって髪のツヤやコシ、ハリを保つということと同等か、それ以上の意味を持っています。
なぜなら、不健康な頭皮は決して健やかな髪を生みださないし、かえって抜け毛の準備をしているようなものだから。まずはシャンプーで健やかな頭皮を取り戻すことが、ボリュームアップの最低条件と言えます。
優れた頭皮環境を整え、健やかな髪を生み出すために、メーカー各社が様々な工夫を凝らし、天然素材由来の成分を用いて、髪や地肌、身体に優しい、その上で艶やかな髪を実現してくれるという理想的な商品が増えているが、注目すべきはシャンプーの多機能化が進んでいること。
シャンプーがこれまでのトリートメントやリンスが果たしていた役割を担い、ただ汚れを落とすだけでなく、しっかり保湿し、しっとりとした仕上がりを実現してくれるのは、面倒くさがりの男性諸氏にはありがたい話です。
どんなシャンプーが適してるかは、個人差も相性もあるが、本当に自分に合ったものを見つけるには、なかなかの手間暇がかかります。
昨今はやりのシリコンの入っていない「ノンシリコンシャンプー」。シリコンは髪の毛をコーティングし、保護する役割を果たしてきたが、地肌への影響が取りざたされるなど、様々な議論が巻き起こっています。
さらに、「ラウレス硫酸Naフリー」や「天然オイル入り」、「アミノ酸系」のシャンプーなど、地肌や髪をいたわるための創意工夫が活発となっています。まずは普段使っているシャンプーボトルの成分表やラベル表示に目を凝らしてみてください。
今を生きる男の髪の立体感を多角面に追求
男は薄毛へと向かうその現実のなかで、どう髪と向き合うべきか。髪の毛の量は変わらなくとも、スタイリング次第で印象は大きく変わります。
髪のスタイリングを可能にするのはボリューム感。細くてコシの弱い髪はペタンと寝てしまいがちだが、それでは毛量の少なさが見た目にもわかってしまいます。
ボリューム感が出るとスタイリングが決まります。ドアイヤーで髪の根元に空気を入れ込み、根元から乾かしたあと、ブラシや手ぐしで軽く整えるようにスタイリングすれば、ふんわりヘアスタイルが完成します。現状の髪をいかに整えて豊かに見せられるのか、今を男らしく生きる人々にとって重要なテーマに、いいシャンプーは的確に答えてくれます。
もちろんスタイリングのためだけのシャンプーではなく、毎日の汚れを取り除くための良質な素材を厳選して使用した、例えば、南米で“金の液”と称えられ、毛穴の奥の余分な皮脂を溶かすホホバオイル、頭皮に潤いを与え柔軟に保つアボガドオイル、豊かな潤いを含むオリーブオイルなど、頭皮に優しい天然オイルをふんだんに配合したオイル系シャンプーなどもおすすめです。
特に重要なのは、皮脂のバランスです。脱脂力の強すぎるシャンプーは頭皮を必要以上に乾燥させるために、皮脂が皮脂を余計に生成させて脂症が進行する場合もあります。良質なオイルシャンプーなら、しっかり皮脂の汚れを取り除きながら、頭皮に必要な潤いを残し、快適な頭皮環境を保ちます。
さらに、髪のハリ、コシ、ツヤ成分として、髪の毛を艶やかにするローヤルゼリーエキス、キューティクル補修機能を持つ成分など配合しています。シャンプーだけで髪がきちんと保湿され、サラサラ。ツルツル。きしみもない。コンディショナー不要のオールインワンシャンプーなども最近は性能がいいものがあります。
シャンプーで髪をボリュームアップし、イキイキとした日常を送りたいとか毛髪の減少という男性ならではの悩みにも応えてくれる商品も増えており、ヘアケアの基本ツールとしてのシャンプーを、この際見直してみてはいかがでしょうか。
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- 益子 克彦(ますこ かつひこ)
メイクアップアーティスト・メイク講師・スキンケアアドバイザー
日本メナード化粧品、日本ロレアルを経て、メイクアップアーティスト兼トレーナーとして活動開始。イタリア、フランス、中国など海外活動が中心。特に中国では、中国語を駆使し、中国全土をプロモーションで回り、多くのファンを獲得。一般のお客様から女優・歌手、有名モデルのメイクまで手掛ける。
パリコレ、ミラノコレクションはじめ数々のファッションショー、雑誌の美容ページ、ファッション広告、CF(代表作:味の素等)CMの撮影、メイクスクールの講師、メイクセミナー、ディナーショーなど、多方面で活躍。MASSYの愛称で親しまれ、幅広い年齢層のファン多数。
現在、化粧品会社の美容研究室室長として商品開発をリードするディレクター業務の他、早稲田大学での講師も務める。
また、『ミスター・モデルジャパンTOKYO 2015 準グランプリ』を獲得するなど、メイク分野にとどまらず幅広いジャンルで活躍の場を広げている。
<資格>
色彩能力検定、カラーコーディネート、酵素スムージーマイスター
<広告媒体>
NTTdocomo、サントリー烏龍茶、キリンビバレッジ、味の素、BOSCH湯沸かし器
<ファッションショー>
ルイ・ヴィトン(98秋冬コレクション)
コシノ・ヒロコ(99秋冬コレクション)
マサキ・マツシマ(00コレクション)
ストラネス・ガブリエレ・ストレーレ(01春夏コレクション)
ヨシユキ・コニシ(01秋冬コレクション)
ミラ・ショーン(02春夏コレクション)
ジョン・リブ(02-03秋冬コレクション)
カルバン(02-03秋冬オートクチュール)
カルバン(02-03秋冬コレクション)
ミラ・ショーン(03-04春夏コレクション)
DAKS(03春夏コレクション)
ミラ・ショーン(03-04秋冬コレクション)
マリエラ・ブラーニ(03-04秋冬コレクション)
<著名人>
2007ミス・ユニバース・ジャパン ファイナリスト
知花くらら
その他有名人
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