SPORTEC2023 現地レポート#1 マシン・器具編

#1ではマシンや器具の展示を中心にレポートする。

ゴールドジムを運営するTHINK FITNESS社。

ブースの広さもさることながら、扱う機材も家庭用から業務用まで幅広い。

サンドバッグスタンドまである


レクスコ社。

マシンの性能は界隈で高い評価を受けている。

マトリックス。プレートローディング式のマシン展示が多かった。

ハンマーストレングス。レバレッジ式のマシンが有名だが、それ以外にも多くの機材を扱っている。

ゴムバンドを巻いてケアするコンプレフロスでおなじみ、サンクトバンド。愛用する選手多し。

KONGOU。

日本人の骨格に合ったマシンを謳う。同ブランドを取り入れているジムも増えてきている気がする。

プロテイン自販機。

高性能体組成計、インボディ。

ラインに友達追加でシェーカーがもらえた。すごく嬉しい。

ケーブルでサポートしながらの跳躍。

競技練習や動きづくりに使えそう。

見慣れない形状のマシン。自体重を使ってのトレーニングに加えて荷重もできる。

レッグプレス的な動き。腰の横のグリップを握って行う。

自分がシートごと動くタイプのケーブルプレス。滑らかな動きで自重負荷でもそこそこ重い。面白い感覚。

見るからに血行が促されそうな椅子。ウィル・スミス主演の映画で似たものを見た気がする。

さらに燃える。

4Ⅾ-Stretch。自然な動作と負荷で筋肉を引き伸ばす独自の技術が使われているとのこと。

ハンドルを持つ側の足を後ろに流すのが正しいやり方。誘導されるような、勝手に回旋が生じるすごく不思議な感じ。使いこなすのが難しく感じたが、このあと確かに少し肩回りがほぐれた感があった。

実効筋力評価システム「FEMS」。例えばスクワット時にどこの筋肉がどれだけ使われているかを可視化できる。研究論文にも使用できるレベルの精密さとのこと。すごい技術。

見慣れぬマシンを展示するK-MAXが目を引いた。

日本初公開となるレバレッジ型の複合機。これ一台であらゆるレバレッジマシンの種目を行うことができる。早速体験。

フライを行ってみた。グリップからアームの位置や角度まであらゆる微調節ができ、使い心地も単体のレバレッジマシンと全く遜色ない。これはすごい。

なおストッパーは足で押し込む。開始時はアームを持ち上げれば自動でロックが外れてくれる。この機構も斬新で面白い。

大型モニターの付いたスピンバイク。

重厚感が漂うブースが多い中、シンプルなブースのKENSUI。

どこでも懸垂バーが設置できる。場所をとらず景観も妨げない。ベンチも折り畳んで収納できる。

上部を固定するだけのシンプルな構造だが、かなりの安定感があった。

カラフルなラバーマットのブース、SLDS(セルデス)社。

同社のラバーマットはストロングマンの大会等でも使われている。厚手で高耐久、そして強固だ。

このマットでウォークランジをしたい。

PMG社のKAHENシステム。足元のスイッチやボタンで一瞬で重りを軽くしてフォーストレップができる。ウェイトスタックマシンならばほとんどのマシンに取り付け可能。日本、中国、オーストラリアで特許を申請しアメリカは只今申請中。

足元のレバーを操作するとプレートが外れ、重量が少し軽くなる。ちなみに遠隔でも操作可能で、アメリカから日本のウェイトを操作することもできるとのこと。すごいけどどういう状況?

ふくらはぎ専門セルフケアポール「カーフリセット」。私はカーフが張りやすいので大変興味がある。

緩やかな半円状になっていて、お風呂の中でも使えるように耐水性と耐久性がある。

カーフリセットを挟み正座するだけ。

やってみた。カーフの筋腹には曲面が緩やかなところを当てる。めちゃくちゃ気持ちいい。こんなケアのやり方があったのかと感心した。

アキレス腱に対しては、ポールを立てて角度の付いた曲面を使用する。最高である。個人的に本当に推せる、これは素晴らしい。カーフが張りやすい方はぜひお試し頂きたい。

ヒトと同じような動作ができるロボ。

近い将来、ネットで買い物するとこういうロボが荷物を届けてくれる時代が来るのだろうか。

パワーテック。マシンやラックは細かい部分が徐々にバージョンアップされている事もある。

日本トレーニング指導者協会、JATI。

トレーニング指導業界内では高い知名度を誇る。有象無象のよくわからない資格を10個取るならばJATIを1つ取った方が良い。

協会誌。研究論文や寄稿などが掲載されており非常に有益だ。有象無象の変な本を買うくらいならば、まず先にこれを読むことを強くおススメする。

BULL。

SNSフォローでガチャを引いたところシェーカーが当たった。大変に嬉しい。なおガチャは人気過ぎて途中で景品に一部変更があるほどだったとのこと。

イギリスのマウスピースブランド、OPRO(オプロ)。1977年に歯科医博士によって設立された。

前面にロゴをプリントできる。特許を取得したカスタムフィット技術でUFCやラグビーなどをはじめ世界85のスポーツ競技団体の公式サプライヤーを務める。

テクノジム。

近未来的でシャープな印象のスキルラインシリーズ。

内部にダンベルを収納したボックスはベンチやステップ台を兼ねる。

前面にチューブが取り付けられ、上面は柔らかいマットになっている。後部にはキャスターがついて移動も簡易。面白いコンセプトだ。

EGYM。

ウェイトスタックではなく、モーター制御の負荷をかけるとのこと。

気になったので隅にあったアブドミナルを早速体験。

負荷を設定するため、まずは1RMを測定する。

体を起こすにつれて重くなりしっかり負荷がかかる。この負荷の急激な変わり方は電磁負荷ならでは。すごく細かいことを言えば初動と終動で筋の長さや負荷が異なるため実際の1RMとは多少異なる気もするが、負荷設定のための簡易的な測定であれば十分すぎる精度だと思う。

測定した1RMに基づいて負荷が自動で決まる。可動域が可視化されてゲームのようで楽しい。そしてポジティブもネガティブも負荷がしっかりかかる。モーター制御なので慣性が働かない感覚が新鮮。

小型かつカラフルなレバレッジマシン。

かなりコンパクトだが使用感はバッチリ。

ダンベルもカラフル。黒だといかにも重そうだが色が変わるだけで大きく印象が変わる。

HIROTEC。マシンとラバーマットを取り扱う。

リアルリーダーシリーズはどれもコンパクトでありながら非常に良い刺激が入る。イメージキャラクターのケビン・レブローニもニッコリである。

DRAX。ラックにかかっている太いバーがしなっている。

波打つようにしなる、スタビリバー。直径5センチほどで全体的に太いが、クッション性があり担いでも痛くない。すごく新鮮な刺激が入る一方でメニューへの組み込み方が難しそうだ。

インパルスの空気負荷のケーブル。もちろん負荷調節も自在に可能。

内部構造を見てもどうなっているのかわかりにくいが、ウェイト式と違って素早く動かしても慣性がかからないため負荷が抜けない。モーター負荷と感触が似ているように感じた。

韓国のメーカー、M-TORTURE。複雑な機構に思えるが、軽い負荷でも驚くほどスムーズに動作する。

デルタフィットネス。

マシンカラーの変更だけでなくプレートへの刻印やプリントもできる。

デクライン気味のフライを試してみた。案の定スムーズ。全く関係ないが腕が盛れて嬉しい。

プレート装着部にはチューブを取り付けられるように突起が装着されている。便利。

同ブースにて、下からケーブルを引いた力と速さが可視化されるシステム「SPEEDIANCE GYM MONSTER」。

モーター制御で負荷をかける。下から引く動きであればなんでも測定して可視化できるとのこと。手軽かつ正確に取り組めてすごく良さそう。

スポーツアート。製品の展示が主な中、ブースに大型の観葉植物があったのがすごく良い。

意外にもこれにより実際の使用環境を容易にイメージできる。ブースに大型の観葉植物を持ち込む提案、すごく良いと思う。

言うまでもなくマシンも良質だ。

フラットデザインのランニングマシン。並んでいても特有のゴチャゴチャ感がない。

ONIジム。この後行われたバリバリの角田信朗選手との撮影会には長蛇の列ができていた。

スミスとの複合型ラックにレバーアームまでついている。

レバーアームはトレーニングのバリエーションが飛躍的に増える。

プリコー。言わずと知れた歴史あるブランド。

プリコーの複合機を初めて見た。

Higatrec(ヒガトレック)。AIを駆使した効率的な体作りを提唱する。構造が一見してもはや既存のものと大きく異なっている。

ベンチプレスをやってみることにした。

最初に可動域と1RMの測定を行い、その結果に合わせて負荷がかかる。ポジティブは通常の負荷と大きく差はないが、ネガティブ局面で容赦なく常軌を逸した負荷をかけてくる。

繰り返す事数回、結果はモニターに表示される。ネガティブで容赦なく潰される感覚はなかなか味わえない。なお開発者の比嘉氏は石井直方氏の元で筋生理学を学んでおり、科学的知見に基づきこれらを製作したとのこと。

それを見ていたひとりのボディビルダーが体験を名乗り出た。この異様に発達した大腿部は…

日本最大級の大腿部を持つ、奥 志哉選手。あまりの大腿部に周囲に人だかりができていた。ベンチと同様にまずは可動域と1RMを測定する。

いざ、ネガティブ。

あまりの強烈な刺激に熟練のビルダーでも苦悶の表情。誇張ではなく本当にこれくらい辛い。

せっかくなのでワンポーズをお願いした。画像加工とかではなくて本当にこういう大腿部だ。ちなみに先の刺激で大腿部は熱を帯びていた。
特別協力:ビッグファイブ所属 奥選手、米田選手