パワーリフティング界のレジェンド!三土手大介の強さの秘密に迫る!(2/3)
掲載日:2016.06.13
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— 普段のトレーニングはどのようなことを行っていますか。
自分はかなりシンプルです。これは20年以上ずっと変わらずに行っていることなのですが、スクワット・ベンチプレス・デッドリフトという流れで各種目を週に一回。そして、それに付随する補助種目を一つの部位に対して数種目行っています。
時期によっては、フォームチェックのためのベンチプレスを軽い日としてもう一日行う場合もありますが、頑張るベンチプレスの練習は週に一回と決めています。そして、メインセットはバリエーションを含めて、3〜5セットくらいですね。あとは、+α補助種目という感じでなので、本当にシンプルです。
普段のトレーニングは、しっかり回数をこなして、ベースとなる筋力、筋量というものを作るためのトレーニングです。目新しいセットの組み方とか、何か効きそうなテクニックとか、そういうのには絶対走りません。特に変わったことはせず、シンプルにやるべきことをきちんとやることが大切だと思います。
トップクラスのフィジーカーやボディビルダーの方々も、ベーシックとなる種目をしっかりとやっていると思いますよ。初心者トレーニーの多くが、不思議なフォームやテクニックで、筋肉に効かすことばかり考えてトレーニングしている傾向にあります。効かすことよりも最初に覚えるべきことは、いかに身体に負担を掛けず筋肉に効かさないで動作させるという事が大事なんです。
もちろん、ボディメイク的なトレーニングは効かすという要素が大事ですが、効かす以前にちゃんと安全に動けるフォームや身体の使い方を作ってあげないといけません。
その上で、我々パワー系のトレーニングは、いかに体に効かせないようにトレーニングを進めていけるかがメインになりますし、ボディメイクはその真逆となるんです。
— 食事などの栄養面で気を付けていることはありますか。
なるべくバランス良く摂るように心がけています。やはりジムに長時間いるので、来る前に食事を摂って、夜帰ってから摂るというメインの食事回数は、一日二回です。食事内容は、たくさんの色々な野菜と玄米、肉や魚、味噌汁など和食が多いです。
間食は、スタッフが手作りのプロテインバーを用意してくれる機会が多いので、それを食べています。あとは、きゅうりやサツマイモ、ささみを持参して、つまんだりしています。
— タンパク質の源とされるお肉を食べる頻度についてはいかがですか。
もちろんたくさん食べますけど、意識して「肉!肉!!」という感じで摂ることはないですね。だから、「たんぱく質!たんぱく質!」って感じは昔から全然ないです。
二十歳過ぎから、サプリメントメーカーのムサシさんがずっとサポートしてくれていて、今もシニアアドバイザーとして、商品の良さを伝える活動をしています。ムサシさんのサプリメントでは、アミノ酸系を多く摂っています。
だから、プロテインは山崎志保先生のプロテインスイーツ®教室を知ってから、スイーツで摂るようになりました。そのため、たんぱく質が一日にどれだけ必要かはほとんど考えたことがないです。
あとは、普段から素材の旨味を活かしたものを食べるようにしているので、ジャンクフードや化学調味料が苦手になってしまいましたね。
— コンディショニング面で気を付けていることはありますか。
とにかく体調を崩さないように予防することですね。例えば、サプリメントでアミノ酸、マルチビタミン、グルタミンなどを摂ったり、風邪をひきそうだと感じたら、早めに寝たり栄養をしっかり摂ったりして対処すると、寝込むことはほぼないです。
最後に寝込んだのは、2004年インフルエンザにかかった時です。年に1〜2回は風邪気味にはなりますが、具合が悪くてトレーニングができなくなることはほとんどないです。
あとは一週間に一回、自分の師匠であり、レッシュ理論の提唱者である廣戸先生のところに身体のメンテナンスをしに行きます。そして、身体のメンテナンスとして、リポーズで骨格を整えたり緩めたりしています。
例えば、身体を楽器のギターで例えてみましょう。日々練習や演奏する前に自分でチューニングやメンテナンスをしますよね。人の身体も同じです。自分でできる日々のチューニングやメンテナンスは自分で行います。そうしなければどんなに良いギターでも良い音は出ませんから。ただし、自分ではどうにもできないほどギター壊れてしまったときは専門家に修理を依頼します。
それが、身体で言えば施術や専門家に診てもらうということです。そうならないように、日々のチューニングやメンテナンスは自分自身でできることなので、それを必ずやるということです。食事を毎日食べるように、身体も毎日ケアすることが大切なんです。
そのため、トレーニングも出力のトレーニングと脱力のトレーニング、両方備わっていないといけません。特に我々の場合、収縮(緊張)することばかり強いられているので、弛緩するような脱力させることを取り入れてあげないと身体は上手く動かなくなってしまします。
だから、トレーニングばかりして身体がガチガチで上手く動かないという人もたくさんいるんですよ。そういう人は、身体を緩めるということを覚えるだけで、より自分のトレーニングのパフォーマンスが上がったり、扱う重量が伸びたりすることもたくさんあるんです。
腰痛や肩こりという悩みを抱えている人はリポーズをすると慢性腰痛が改善されてくるんですよ。リポーズは軸を作り、身体を安定させます。それにより、身体へ指令を出す脳が安定し、身体から無駄な緊張が抜けていくのです。
慢性腰痛の人って、実際は脳の中で緊張がずっと続いている状態で、幻の痛みを作り出しているとも言われています。強い痛みを経験すると、それが脳の中に残り、その刺激が強くて痛みを感じ続ける。
なので、そのような方を治療する方法として、動いても痛くないという経験をたくさんさせる。あとは腰痛の知識をちゃんと指導するというカウンセリングもするそうです。それだけで、慢性腰痛に悩む全体の6〜7割の人が治ったというデータが出ているそうです。
慢性腰痛の人は、おっかなびっくりトレーニングをしたりしますので、そういう方にリポーズで安定させて動かすという事は効果覿面ですね。私の周りでもリポーズで腰痛改善した方はたくさんいらっしゃいます。
普段のトレーニングや食事について
— 普段のトレーニングはどのようなことを行っていますか。
自分はかなりシンプルです。これは20年以上ずっと変わらずに行っていることなのですが、スクワット・ベンチプレス・デッドリフトという流れで各種目を週に一回。そして、それに付随する補助種目を一つの部位に対して数種目行っています。
時期によっては、フォームチェックのためのベンチプレスを軽い日としてもう一日行う場合もありますが、頑張るベンチプレスの練習は週に一回と決めています。そして、メインセットはバリエーションを含めて、3〜5セットくらいですね。あとは、+α補助種目という感じでなので、本当にシンプルです。
普段のトレーニングは、しっかり回数をこなして、ベースとなる筋力、筋量というものを作るためのトレーニングです。目新しいセットの組み方とか、何か効きそうなテクニックとか、そういうのには絶対走りません。特に変わったことはせず、シンプルにやるべきことをきちんとやることが大切だと思います。
トップクラスのフィジーカーやボディビルダーの方々も、ベーシックとなる種目をしっかりとやっていると思いますよ。初心者トレーニーの多くが、不思議なフォームやテクニックで、筋肉に効かすことばかり考えてトレーニングしている傾向にあります。効かすことよりも最初に覚えるべきことは、いかに身体に負担を掛けず筋肉に効かさないで動作させるという事が大事なんです。
もちろん、ボディメイク的なトレーニングは効かすという要素が大事ですが、効かす以前にちゃんと安全に動けるフォームや身体の使い方を作ってあげないといけません。
その上で、我々パワー系のトレーニングは、いかに体に効かせないようにトレーニングを進めていけるかがメインになりますし、ボディメイクはその真逆となるんです。
— 食事などの栄養面で気を付けていることはありますか。
なるべくバランス良く摂るように心がけています。やはりジムに長時間いるので、来る前に食事を摂って、夜帰ってから摂るというメインの食事回数は、一日二回です。食事内容は、たくさんの色々な野菜と玄米、肉や魚、味噌汁など和食が多いです。
間食は、スタッフが手作りのプロテインバーを用意してくれる機会が多いので、それを食べています。あとは、きゅうりやサツマイモ、ささみを持参して、つまんだりしています。
— タンパク質の源とされるお肉を食べる頻度についてはいかがですか。
もちろんたくさん食べますけど、意識して「肉!肉!!」という感じで摂ることはないですね。だから、「たんぱく質!たんぱく質!」って感じは昔から全然ないです。
二十歳過ぎから、サプリメントメーカーのムサシさんがずっとサポートしてくれていて、今もシニアアドバイザーとして、商品の良さを伝える活動をしています。ムサシさんのサプリメントでは、アミノ酸系を多く摂っています。
だから、プロテインは山崎志保先生のプロテインスイーツ®教室を知ってから、スイーツで摂るようになりました。そのため、たんぱく質が一日にどれだけ必要かはほとんど考えたことがないです。
あとは、普段から素材の旨味を活かしたものを食べるようにしているので、ジャンクフードや化学調味料が苦手になってしまいましたね。
— コンディショニング面で気を付けていることはありますか。
とにかく体調を崩さないように予防することですね。例えば、サプリメントでアミノ酸、マルチビタミン、グルタミンなどを摂ったり、風邪をひきそうだと感じたら、早めに寝たり栄養をしっかり摂ったりして対処すると、寝込むことはほぼないです。
最後に寝込んだのは、2004年インフルエンザにかかった時です。年に1〜2回は風邪気味にはなりますが、具合が悪くてトレーニングができなくなることはほとんどないです。
あとは一週間に一回、自分の師匠であり、レッシュ理論の提唱者である廣戸先生のところに身体のメンテナンスをしに行きます。そして、身体のメンテナンスとして、リポーズで骨格を整えたり緩めたりしています。
例えば、身体を楽器のギターで例えてみましょう。日々練習や演奏する前に自分でチューニングやメンテナンスをしますよね。人の身体も同じです。自分でできる日々のチューニングやメンテナンスは自分で行います。そうしなければどんなに良いギターでも良い音は出ませんから。ただし、自分ではどうにもできないほどギター壊れてしまったときは専門家に修理を依頼します。
それが、身体で言えば施術や専門家に診てもらうということです。そうならないように、日々のチューニングやメンテナンスは自分自身でできることなので、それを必ずやるということです。食事を毎日食べるように、身体も毎日ケアすることが大切なんです。
そのため、トレーニングも出力のトレーニングと脱力のトレーニング、両方備わっていないといけません。特に我々の場合、収縮(緊張)することばかり強いられているので、弛緩するような脱力させることを取り入れてあげないと身体は上手く動かなくなってしまします。
だから、トレーニングばかりして身体がガチガチで上手く動かないという人もたくさんいるんですよ。そういう人は、身体を緩めるということを覚えるだけで、より自分のトレーニングのパフォーマンスが上がったり、扱う重量が伸びたりすることもたくさんあるんです。
腰痛や肩こりという悩みを抱えている人はリポーズをすると慢性腰痛が改善されてくるんですよ。リポーズは軸を作り、身体を安定させます。それにより、身体へ指令を出す脳が安定し、身体から無駄な緊張が抜けていくのです。
慢性腰痛の人って、実際は脳の中で緊張がずっと続いている状態で、幻の痛みを作り出しているとも言われています。強い痛みを経験すると、それが脳の中に残り、その刺激が強くて痛みを感じ続ける。
なので、そのような方を治療する方法として、動いても痛くないという経験をたくさんさせる。あとは腰痛の知識をちゃんと指導するというカウンセリングもするそうです。それだけで、慢性腰痛に悩む全体の6〜7割の人が治ったというデータが出ているそうです。
慢性腰痛の人は、おっかなびっくりトレーニングをしたりしますので、そういう方にリポーズで安定させて動かすという事は効果覿面ですね。私の周りでもリポーズで腰痛改善した方はたくさんいらっしゃいます。
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- 三土手 大介(みどて だいすけ)
No Limits代表・レッシュマスター級トレーナー
一般社団法人レッシュ・プロジェクト理事
1972年8月26日生まれ
神奈川県横浜市出身
120kg超級
4スタンスタイプ「A2」
- 写真 :
- No Limits
[ PHYSIQUE ONLINE 限定記事 ]