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韓国ボディフィットネスの至宝 Jinwon Lee (2/2)

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掲載日:2015.06.05


シーズン中のダイエットのコツ
マッサージを沢山受けることだ。血液循環を促すマッサージを受けると良い。新陳代謝を上げなければいけないのだが、少し食べつつ運動をしていては代謝が上がりづらい。こういう欠点はマッサージを受けることによって解消される。マッサージを受けるにもお金が掛かり、負担にはなるが、回数券などを大量に購入しておけば、比較的安く受けることができる。

シーズン中、主に食べる物
主に魚を食べ、鶏ささみはそんなに多く摂らない。そして卵白を沢山食べ、さつまいも、アスパラガス、ブロッコリーを食べる。パプリカやセロリなどはあまり食べず、必要なだけ食べる方だ。



個人的に好んで食べる物
肉とご飯が好きだ。牛肉やカルビ、ユッケを好んで食べる。豚肉炒めは随分食べていない為、味もよく思い出せないぐらいだ。(笑)

トレーニングにおいて最も重要だと思うこと
一番目も精神力、二番目も精神力、三番目も精神力だ。

トレーニングスタイル
秒数を計ってパフォーマンストレーニングをしたり、全身運動としてケトルベル運動をしたり、ジャンプをしたり、坂を駆け上るなどの運動をする。トレーニングパートナーと共に必ず一緒にする。

大きい怪我をしたことがあるか
今のところない。手首が細い為、サポーターを必ず着用し、注意して運動している。

トレーニングルーティーン
月、水、金には脚の運動を必ず入れる。前面部と後面部に分け、胸と肩の筋肉を鍛える。一日に大きい部位を2箇所ずつ鍛えると考えればよい。腕は週に2回程度、胸はインクラインベンチプレスを中心に、週に一度鍛える。

1日のトレーニング時間は
朝6時半より、有酸素運動を1時間。
13時より、ウェイトトレーニングを1時間半から2時間、有酸素運動を40分から1時間。
20時より、ウェイトトレーニングを1時間、有酸素運動を1時間
このトレーニングを毎日遂行している。

休養はいつ入れる
10日から15日毎日トレーニングをしてあまりに疲れた時は1日休む。一日の中でも疲れすぎた時は夜のトレーニングはやらない。オフシーズンは週1回くらい休養をいれる。オフシーズンは関節の保護のためにあえて頻度を低くしているが、コンテスト前はそれよりも、筋量を増やすために多くトレーニングをしている。



主に摂取する補助剤
RSP FAST FUEL、 BCAA、 Glutamine、Rezen など、サプリメントサポートをしてもらっているRSP製品を主に摂取し、プロテインのみNowの無味の物を摂取する。カゼインは最大限美味しい物を摂る。

最近している仕事について
誠信女子大学で、‘ボディスリミング’という教養授業を受け持っている。ウエイトトレーニングを教える授業なのだが、女子大なので授業名を‘ウエイトトレーニングの理解’とすると嫌がるので、ボディスリミングという名前にしました。

私はラフな服を着ていると幼く見えるらしく、最初の授業の時に講義室に向かったのだが、学生たちが、まだ教授が来てないのないかと思ったと言っていた。(笑) でも、授業時間にショルダープレスとデッドリフトを教えたのだが、私がかなりの重量を挙げてしまうので、それ以降、私の歳を疑う発言は無くなった。終講を迎える頃には全ての学生が、頭から足のつま先まで部位別に2種類以上の運動を行うことができるようになっていて、感無量だった。

今年は1学期に試合が沢山重なってしまい、授業はしていないが、2学期からまた授業を行う計画だ。

美しいボディラインを作る為の助言
自分自身を愛するという自己愛がとても大切だ。自分をより関心を持って見つめてみると、もっと素敵な体になっているはずだ。すらりとしていて腹筋があり、細い体が素晴らしいのではなく、健康的な体が良い体だと思う。自分の身体の長所は上体はスリムで、脚はボリュームがある。東洋人は薄く平たい筋肉だが、私の筋肉は比較的丸い。



アジア大会に選抜されたことについて
感謝の気持ちが一番大きい。他のエリート種目は10〜20年やってようやく国家代表になれるが、この分野は、女性選手の層が狭い為、選手生活を始めて3〜4年で太極旗をつけ、試合に出るようになる。もの凄いプレッシャーを感じるが、大変光栄なことでもある。韓国にもこのような選手がいるということを知らせるきっかけにもなるので、感謝の気持ちで懸命に挑んだ。

ボディビルディング大会の未来について
少しずつより活性化されているようで、私も嬉しく思っている。女性たちの筋肉量によって、ボディビルディング、フィギュア、フィットネス、ビキニに細分化され、更にもっと発展していくことだろう。

今シーズンの目標
私が考える今年の理想の体を作り上げることが今年の目標だ。順位よりも私が望む体を作ることが大事だと思う。

今後の計画
今後2〜3年以内にIFBB世界大会に出場したいと思っている。腰が細く、顔が東洋的という長所を生かし、筋肉量が足りない部分を補って大会に挑みたい。

自分が今の位置に立つのに最も大きな影響を与えた人物
私はキリスト教徒だ。危機が迫ったり、力を出さなければいけない瞬間に直面する度に、宗教の力を沢山受ける。神様が沢山の救いを下さっていると思う。

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Coverage&Photo :
Yasu Nakajima
Special thanks :
GREAT GYM
フィットネス&ボディメイク情報誌
[ PHYSIQUE MAGAZINE 002 ]

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