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今も進化する肉体と精神 角田信朗 (1/3)

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掲載日:2015.06.05


今も進化する肉体と精神。空手の正道会館最高師範であり、K1に於いては競技統括プロデューサーを務め、その明るいキャラクターで歌手や俳優までこなしてしまう。多彩な才能の持ち主でありながら現在53歳にして、ヘビーデューティートレーニングの実践者であり、深くウェイトトレーニングに関わっている角田信朗氏に成功へ導くための心構えやフィットネス業界のあるべき姿などをインタビューした。

社会生活が筋肉の二の次になったら本末転倒


—角田さんはヘビーデューティー・トレーニングの実践者とお聞きしていますが、どのようなルーティーンをこなしているのですか?
現在ウェイトトレーニングはヘビーデューティーで行っています。トレーニング時間は短くて済むのですが、強度が非常に高いため毎回強固な精神力を必要とします。具体的には月・水・金でヘビーデューティーを行い、その間の火・木・土は世界チャンピオン・井岡一翔君をを擁する井岡ジムで、ボクシングの練習もしています。日曜だけは完全オフということにしています。


—筋肉は生活習慣の適応だと思いますが、角田さんはそれを高い次元に持ってきてしまっているのですね?
そうですね、むしろそうでないと、ウェイトトレーニングというのはボディビルダーの為だけのトレーニングですか?と言うことになってしまいます。一般の人は、社会生活が最初にありきなんだと。例えば、ウェイトトレーニングをした後は、筋肉を休ませて発達させる為に、重い荷物を持たないとか、階段は一切使わず、エレベーターやエスカレーターを使うとか、それって、ちょっと違いません? 筋肉最初にありきというのではなくて、社会生活を営む人間として、社会での活動とか生活とかが筋肉の二の次になったら本末転倒だというのが僕の考えなのです。

例えばサラリーマンが、朝時間を割いてトレーニングしてから出勤して、歩いて営業に回らなければならないのに、「今日はヘビーデューティー・トレーニングをしたから歩けません」では誰も認めてくれないですよね?だから僕は、ライフスタイルと融合したトレーニングを推進する中で、ハイインテンシティ・トレーニング(ヘビーデューティー)をやり、ボクシング練習もやって、さらにゴルフの練習、そして道場での空手稽古もやる、その中で少し疲労がたまったと感じた時はペースを落としたりしますけどね。


—ウェイトトレーニング人口を増やすにはどのような事がポイントとなるでしょうか?
例えば、ビリーズブートキャンプがどうしてあれほど流行ったかというと、やり方が上手いんですね。 あのエクササイズは基本的にボクササイズなんかの格闘技エクササイズと何ら変わりない訳で、たいていのフィットネスクラブで、やられていることです。

じゃあ、何が違うかと言うと、ビリー隊長というキャラクターを押し出し、「入隊おめでとう」から始まる訳ですから。そのやり方があの成功のすべてです。だからキツくて当たり前で頑張れば、それなりに結果がついてくると期待させる。しかもみんな一緒にやるような感覚も大事です。

あのDVDはそれだけで売り切りで終わりだったですけど、例えばそこにレベルによりクラスを設けて、このエクササイズをこなせるようになったら、次のステップに進めるようなのもいいと思います。それは空手で言えば帯の色が変わっていくというようなことですが、そういうモチベーションがあるとキツいトレーニングも継続していくことができると思います。

継続させる為に必要なのは、楽しい事、成果が見える事なんですね。目標とするゴールは果てしなく遠い場合でも、間近に越えるべきハードルがしっかりと見えていること、それを越えるとご褒美があると言ったことの繰り返しだと思います。それが結果的には健康やダイエットの実践につながる訳です。

僕も今これだけハードなトレーニングをこなし、井岡ジムでもボクシング練習をしていると「角田さんどこを目指しているのですか?」と良く聞かれますが、特にどこも目指していません(笑) こうやって自分を整えていることが、自分が自分らしく生きているという、それだけなんです。
 

若い頃より50代の今の方が充実している




—ウェイトトレーニングは誰でもやろうと思えばできるし、また年齢に関係なくできるところがよいですね?
競技スポーツを考えると、10代、20代で燃え尽きて終わってしまうケースが見られますが、ウェイトトレーニングは30代でも、40代でも、50代でもこれから初めて気付いて面白くなっていくものです。僕の知人にも、歳を重ねることが楽しくてしょうがない、って方がいます。

これはきちんと人生を挑戦して生きているんだな、目的があって生きているんだな、流されて生きているのじゃないんだなと感じました。自分もそう思いますよ。歳とればとるほどモテるしね。若い頃はモテなかったからね〜(笑)。


—角田さんご自身の若いころはどんな感じだったのですか?
例えば、30代の頃、前田日明さんがリングスという団体を立ち上げて、そこに参戦していたころの自分は、人生の軸がぶれていたから、その当時の写真を見ても全く緊張感のない顔してて、破って捨てたいくらいで、もうなかった事にしてくださいと言いたいくらいなんですね。でも、その後気付きがあって、人生が変わりました。
 
  • 角田 信朗(かくだ・のぶあき)
    誕生日 : 1961年4月11日
    出身地 : 大阪府堺市
    肩書 : 正道会館空手・最高師範、K-1 競技統括プロデューサー、日本ハイインテンシティトレーニング協会最高顧問
    資格 : 関西外国語大学英米語学科卒業、英語教員免許取得(中学1級、高校2級)、ギネスブック認定バット折り世界記録保持者
    サイズ : 身長174cm 体重90kg B128cm W95cm H105cm S27cm

  • <取材協力企業様ご紹介>
    ジョンソンヘルステックジャパン株式会社 大阪支店

    <取扱ブランド>
    MATRIX FITNESS (マトリックス フィットネス)
    フィットネスクラブを中心とした業務用フィットネスマシン。トレッドミルやインドアサイクルなどのカーディオマシンと、シングルステーションやプレートローデッドなどのストレングスマシンがある。HORIZON FITNESS (ホライズン フィットネス)家庭用ユーザー向けにデザイン・開発されたフィットネスマシン。トレッドミル(ルームランナー)の他、クロストレーナーやエアロバイク、インドアサイクルを取り揃える。

フィットネス&ボディメイク情報誌
[ PHYSIQUE MAGAZINE 001 ]

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