歯科医師&フィットネスビキニコンペティター秋本明子選手/MPN社長のフィットネス交友録
秋本 明子(あきもと あきこ)
生年月日:1979年12月1日
出身地:東京都墨田区
身長:156㎝
体重:オン45kg、オフ53kg
競技歴:1年
職業:歯科医師
一般社団法人かながわスポーツ・健康づくり歯学協議会 理事
日本スポーツ歯科医学会認定 マウスガードテクニカルインストラクター
<フィットネスビキニコンテストの主な大会実績>
2015年 アジア選手権選抜大会 フィットネスビキ二158cm以下級 2位
2015年 オールジャパンフィットネスビキ二 35歳以下158cm以下級 2位
2015年 日本グアム親善大会 ビキ二 ショートクラス 2位
フィジークオンラインをご覧の皆様、横浜のスポーツサプリメントメーカー株式会社ボディフィットの中澤です。
今回ご紹介する方は、フィットネスビキニ競技でご活躍されている秋本明子さんです。歯科医師として日々忙しい生活を送りながら、トレーニングの時間を捻出しています。
私もサラリーマン時代、日々の残業や年数回の海外出張等でトレーニングの時間が十分確保出来ず時間のやりくりに悩んだものです。
彼女の競技に取り組む姿が多くの女性アスリートにとって良い刺激になれば幸いです。
— トレーニング・ビキニ競技を始めたきっかけは?
大学を卒業してから3年間、歯科医師としての経験や技術を早く習得したくて休みなく仕事する日々を続けていたのですが、ある日から体調不良が続いたんです。
病院で色々検査してもらったものの結局原因不明で、この生活がいけないと感じ、仕事を減らすのと同時にフィットネスクラブに通うようになりました。それが27歳の時でした。
スタジオレッスンが大好きでウエイトトレーニングは一切していませんでしたが、2014年の冬に競技に挑戦することを決めてゴールドジムに入会し、天童あゆみ先生に指導していただき本格的にトレーニングを開始しました。
2015年のアジア選抜大会が4月だったので、結局本格的にウエイトトレーニングを開始して4ヶ月で大会に出場することになりました。
— 普段のトレーニングメニューを教えていただけますか?
トレーニングは5分割で週5日トレーニングしています。ただ腹筋は毎日やっていて、いつも最後にやろうと思っているのですが、疲れてできなくなるので今は最初にやっています。
②背中
③肩、三頭
④大腿四頭筋、カーフ
⑤ハムストリング、大殿筋
※メインセットは3〜4セットで回数は10〜15回やっています。
胸
インクライン・ダンベル・プレス
マシン・インクライン・チェスト・プレス
インクライン・ダンベル・フライ
ディップス
二頭
バーベル・カール
プリチャー・カール
コンセントレーション・カール
背中
アシスト・チンニング
ラット・ビハインド・ネック
ハンマー・プルダウン
ケーブル・ローイング
ワンハンド・ダンベル・ロー
ハーフ・デッド・リフト
肩
ダンベル・ショルダー・プレス
マシン・ショルダー・プレス
サイド・レイズ
アップライト・ロー
フロント・レイズ
リア・レイズ
三頭
トレイセップス・プレスダウン
トライセップス・エクステンション
リバース・プッシュアップ
大腿四頭筋
ナロー・スクワット
レッグ・カール
ヒップ・ランジ
グッド・モーニング
グレート・フレクサー
アブダクション
競技をはじめたのが昨年2015年からなので、現在初めてのオフ期間です。オフは基本的に気にせず食事してます。太りやすいので勝手にバルクアップしてます!(笑)
オンはスイッチを切り替え減量モードに集中します。友達に言われて最近気付いたのですが、学生時代の勉強にしても仕事にしても、トレーニングや減量にしても、私は時にすさまじい集中力を発揮するらしいです。
サプリメントは、ビタミンミネラル、グルタミンなどをこまめに摂って体調にも気をつけていて、ゴールドジム、MPN、グリコのものを摂っています。MPN社のパーフェクト・スムージー・プロテインは私の減量食として欠かせないものです。成分だけでなく、味がとても好きで美味しくて飲みやすいです。
まだ、トレーニングを始めたばかりなので手探り状態です。昨年は周りから教えてもらったりして色々なサプリメントを摂ってみましたが、今は自分に合ったものだけ摂るようにしていっています。
— 大会に向けた調整方法はどんなことをしていますか?
昨年初めて大会に向けての調整をしてみて、ホルモンの影響がかなり大きいことに気づかされました。減量がうまくいかなくて落ち込んでると生理が始まったり・・・そんな身体の変化を上手に受け止めて調整していくことが必要だと感じました。
実は昨年はシーズン中、体調不良で婦人科に通っていたのですが、肉体的にも精神的にも本当に辛かったんです。トレーニングすることや大会に出場することはDr.から許可をいただいたのですが、「大会に出場してもいい結果は出せないよ!」と言われていました。
そんな中での調整だったので、Dr.や親しい方に話をきいてもらったり励ましていただいたりして何とか気持ちを強くもってトレーニングに集中することができました。
日本ではまだ浸透していないように思われますが、メンタルコーチやカウンセラーのサポートを受けることも時には必要だと思います。その点、私は天童あゆみ先生にトレーニングもメンタルもすべてサポートしていただいて本当に感謝しています。
— これからトレーニングを始めたいと考えている方に一言お願いします。
これからウエイトトレーニングをはじめる方は良く分かっている指導者にみてもらってください。身体づくりはウエイトトレーニングだけではできません。しっかりとした食事管理も必要です。自己流は遠回りになるばかりか怪我に繋がる可能性も高いです。
— 今後の目標を教えて下さい。
時々、「仕事をしないでトレーニングばかりしていました。」という選手の話を聞きます。選手がお金を稼ぐ術を知らないこと、またトレーニングの時間をつくりたくて経済活動をしないことが原因だと思うのです。
毎日一日中トレーニングしているわけでもないし、身体を休めつつ経済活動したり、学ぶ時間はたくさんあると思います。私にとってトレーニングが生活の全てではありません。
歯科医師としての仕事をして、その上でトレーニングも充実させ両立するのが目標です。仕事だけ成功しても、トレーニングだけ成功しても目標達成にはなりません。
今春、歯科医院を開業することになりました。より一層、仕事にトレーニングに励み、女性の皆さんのロールモデルになれるよう頑張っていきたいと思います。
プロ・アマ問わず、女性がアスリートとして競技を続ける事はとても大変な事だと思います。
秋本さんの競技者としての経験や日々の生活におけるノウハウはきっと多くの女性アスリートにとって参考になるのではないでしょうか?
トレーニング、仕事、プライベートのバランスを取りながら競技に臨む秋本さんの更なるご活躍に注目です!
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- 株式会社ボディフィット
代表取締役 中澤 智之(なかざわ ともゆき)
大手サプリメントメーカーで商品の企画・開発の経歴を持つ。また、選手としてボディビルコンテストに出場していた自身の経験も踏まえて、他社と同じような一般向けの商品ではなく、アスリート向けに特化した商品を作りたい、必要な人が必要だと思ってくれるブランドになりたいという思いでサプリメント会社ボディフィットを設立しMPN(Maximum Performance Nutrition)をリリース。
かつて訪れたスポーツサプリ先進国であるアメリカの展示会で大きな刺激を受けたこともきっかけの一つであった。そこには、各社のポリシーとストーリーがひしめき合い、独自のオリジナル商品でしのぎを削る世界であった。日本でも、本物志向のサプリメントで競争するような世界になって欲しいと願い、日本のサプリメント業界に刺激を与え続けている。