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【屈強インタビュー】#16~#20 まとめて紹介

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掲載日:2022.02.24
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日本有数の屈強達に日頃のトレーニングの取り組みや考え方を聞いていく人気シリーズ「屈強インタビュー」。過去に掲載した取材をハイライトで紹介。#16~#20は宇佐美一歩氏、マンティ福原氏、Steve JEAN氏、井上典大氏、吉岡賢輝氏。

【屈強インタビュー】#16 宇佐美 一歩 "短時間かつ良質なトレーニングで発達させる"

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体を作っていくには、部位ごとに最初にやっている高重量でのフリーウェイトの種目が重要だと思っています。トレーニング中の「効いてる感」も大事だと思いますが、それよりも翌日や翌々日の「内側から押し上げるような筋肉の張り感」を特に重要視しています。

この感覚はベンチプレス、スクワット、ベントオーバーロー、ラットプルなどの重さを扱える種目でチーティングを入れて対象筋に刺激を入れることでのみ得られます。

ケーブルの種目やマシンも効いている感じはあって筋肉痛にもなりますが、翌日や翌々日に芯から押し上げてくる感じがなくて、自分としては筋肥大にはあまり有効ではないように思います。丁寧すぎたり、ネチネチした高レップでボリュームが増えると無駄も多くなりますし、遅筋化していってしまうような感覚もあります。

筋の発達に必要な刺激さえ与えれば良いと思うので、1時間くらいの短時間で質の良いトレーニングをすることを意識しています。
2018全国高校生ボディビル優勝、2019年関西学生ボディビル選手権優勝、2019全国学生ボディビル4位、2020マッスルゲート神戸優勝(23歳以下級、65キロ以下二冠)等の実績を持つ宇佐美一歩(かずほ)氏。感覚と効果をすり合わせるようにメニューを構成し、学生ボディビル優勝を狙い進化を続ける。

【屈強インタビュー】#16 宇佐美 一歩 "短時間かつ良質なトレーニングで発達させる"

【屈強インタビュー】#17 マンティ福原 "結果も残す、爪痕も残す"

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ボディビルではもちろん背中も大事ですし、純粋に背中が発達しているとカッコいいので特にこだわりを持ってデカくしようとしています。
起立筋の疲労を溜めないようにローイングとプルを交互にやるようにしています。最初の頃は回数を多めにしていたのですが、最近は回数を減らして重量を扱うことで反応をみています。
フォームで言えば、引くときに極端に胸椎を伸展しなくなりました。どちらかというとしっかりとストレッチをかけることを意識しています。
自分の場合はボリュームを増やすと発達も良くなったケースが多いです。オールアウトを狙う場合にはどうやっても少ないボリュームで追い込み切るのが難しいです。その上パワーが強い方ではないので、ネチネチとドロップセットで追い込んだ方が発達しました。あとは特に背中など、しっかりとフルストレッチの種目を入れた方が発達しました。
2019年埼玉オープンフィジーク優勝、2021年スポルテックカップマスキュラーフィジーク優勝、2021年兵庫オープンフィジーク優勝、2021年オールジャパンメンズフィジーク3位等の実績を持ち、2023年のジャパンオープン優勝に向けて日々進化を続けるマンティ福原氏。自身の存在だけでなく、ボディビル競技自体の知名度を上げてメジャーな競技にしていくことを根底に掲げる。

【屈強インタビュー】#17 マンティ福原 "結果も残す、爪痕も残す"

【屈強インタビュー】#18 Steve JEAN "好きなキャラクターに近づきたい"

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トレーニングも大会のためというよりコスプレのためです。好きなキャラクターに近づきたいと思ってトレーニングしています。
ドラゴンボールの悟空、刃牙シリーズの範馬裕次郎、ワンパンマンのぷりぷりプリズナー、僕のヒーローアカデミアのオールマイト、、、みんな強くてかっこいい。挙げればキリがありません。しかし筋肉はあくまでもそのキャラの強さの一部であって、全てではありません。
娘が生まれてからトレーニングに費やせる時間が少なくなったことをきっかけに、今までのトレーニング量が多すぎたことに気がつきました。
トレーニング時間を60分に収まるようにしてトレーニング量も見直して少なくしたことで、今まで発達しにくかった筋肉量が増えて成長しました。
その短くした時間の中で各部位フォーム良く限界まで追い込むようにしています。
もうこれ以上大きくできないかもしれないと思って、ライフスタイルとしてのトレーニングに留めるしかないのかと考えた時期もありましたが、20年以上筋トレする中で去年ようやく自分に合った良い方法を見つけることができました。
YouTubeなどで他の人のトレーニング動画を見ると皆高重量ですごく多くのトレーニングをこなしているのですが、年齢的に40代に入るし、強度や量を増やす事は自分には合わないと思いました。
2018年NPCJプロクオリファイクラス別優勝、2020年マッスルコンテスト東京クラス別・年齢別・オーバーオール優勝(三冠)等の実績を持つSteve JEAN氏。コスプレを通じて独自の情熱と世界観を表現し続ける。

【屈強インタビュー】#18 Steve JEAN "好きなキャラクターに近づきたい"

【屈強インタビュー】#19 井上典大 "スポーツモデルの戦い方"

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スポーツモデルに向いた体を作るためにはボディビルやフィジークとは少し異なるアプローチが必要で、単にデカくするのではなく一つ一つのパーツを隆起させつつバリバリの質感を作るという事が重要になります。例えば大腿部に関しても縫工筋だけを狙って鍛えたり、四頭筋をそれぞれ内側広筋、外側広筋、中間広筋、大腿直筋に分けて鍛えたりします。
大会へのモチベーションというのもありますが、減量中よりもさらに食べることができなかった戦時中よりはマシだと思うと何とかしのげます。減量は戦時中。このメンタリティは個人的にかなり使えます。
僕は夢や目標があることで人生が大きく変わりました。どんな分野でどんなことでもいいので、自身の夢や目標を見つけると良い方向へ事が運べると思います。
2020年NABBA WFF JAPANスポーツモデルPRO部門優勝、2021年同部門準優勝等の実績を持つ井上典大氏。自身の研鑽に加えてスポーツモデルの普及と発展のための発信を続ける。

【屈強インタビュー】#19 井上典大 "スポーツモデルの戦い方"

【屈強インタビュー】#20 吉岡賢輝 "トレーニング中にどれだけ発見できるか"

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今回は挑戦心もありましたが、今年ファイナリストになれるかというのがすごく重要な分岐点だったのでプレッシャーのほうが大きかったです。気持ちの波が大きくて「やってやる」と「だめかも」が交互に浮かんでしまう状態でした。精神的なストレスからか、大会前から腕が痺れて胸郭出口症候群のような神経痛が続いていたのですが大会が終わったあとに症状もなくなりました。
トレーニング中はどれだけ発見できるかだと思います。
例えば重心を変えてみたり、あごの向きを変えてみたりすると思いもよらない気付きが得られたりするので、いかに頭でっかちにならずに柔軟になれるかを重視しています。同じことをしていながら違う感覚を得られるのは大きなチャンスです。

発見と試行錯誤を繰り返す過程で扱う重量が下がるのは全く問題ないと思います。感覚的な気付きがあって重量を上げなくても効かせられたり、効かせられているから重量を上げなかったりというのは良いと思いますが、いずれにしてもどう変化をつけるのかが大事です。

極限状態で気付くことが多くあります。ずっとオフ状態というよりは減量を経験してみたりコンテストに出てみることをお勧めしたいです。その方が得られるものが多くて結果的に伸びやすいです。
2021年日本クラス別優勝、2021年日本ボディビル選手権12位、2019年神奈川ボディビル総合優勝などの実績を持ち、圧倒的な成長と躍進を続ける吉岡賢輝(よしおかまさてる)氏。常に感覚や発見を重要視し、高みを目指し続ける。

【屈強インタビュー】#20 吉岡賢輝 "トレーニング中にどれだけ発見できるか"
国内トップレベルの選手の工夫や見解は非常に参考になる。それぞれの記事を読み返すことでトレーニングに活用する新たなヒントが見つかれば幸いだ。
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