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ダイエット・減量中の強い味方!高たんぱく&グルテンフリーのプロテインフルーツケーキ/プロテインスイーツ® 山崎志保

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掲載日:2015.11.12


ケーキ作りの道具がない、オーブンがない、時間がない、だから作れない!・・・なんてもう言わせません。道具も材料も特別なものは使いませんので、ぜひ挑戦してみて下さい。

一般的なケーキに使う材料(小麦粉・卵・牛乳・バター)を一切使わず、グルテンフリーも実現。よって、卵白と小麦たんぱく(グルテン)不使用なので、超・高たんぱくケーキとは言い難いですが、バナナとホエイプロテインをメインにした、ナチュラルでフルーティなケーキです。

焼き菓子用のベーキングケースで焼いて良し、紙カップで焼いて良し。ロールケーキ用のパレットで焼き、スティック状にカットすればプロテインバーにも。

オーブンがなくても大丈夫!炊飯器で普通に炊けば、ホールケーキの出来上がり。自分の好みのカタチに焼いたり、トッピングをお楽しみ下さい。

 

プロテイン・フルーツケーキの材料


1ピース60g×14個分、137kcal / たんぱく質9g
*比較:コンビニ鮭おにぎり1個/110g、230kcal / たんぱく質4.5g

<材料 60g×14個分> ※全体量≒860g、1931kcal / 124g
・ホエイプロテインパウダー(フルーツ系、バニラ、ミルク系など)…100g
・スローカロリーシュガー…50〜70g
・わらびもち粉(米粉代用可能)…50g
・ベーキングパウダー…5g
・塩…5g
・マッスルダール(茹でたもの)…200g
・パウンド型(6号)…1個
・紙カップ・アルミカップ…8個
・クリームチーズ…100g
・バナナ…80g×3本
・トッピング…お好みで200g〜300g
 

マッスルダールとは
赤レンズ豆、レッドレンティルとも言います。大型スーパー、成城石井、カルディなど輸入食材店でも見かけますし、ネットでは少量から大容量1〜2kgなどもあります。ゆで時間が短いので、料理にとても便利です。豆ですから、茹でると2.2〜2.4倍になります。
100gを茹でると230〜240gになります。
よってレシピの「茹でたもの200g」が必要な場合、乾物で90g〜100gほどご用意下さい。


<用意する道具>
はかり、ビニール袋、ボウル、ヘラ、オーブンまたは炊飯器

プロテイン・フルーツケーキの作り方


(1)ホエイプロテインパウダー、スローカロリーシュガー、わらびもち粉、ベーキングパウダー、塩、茹でたマッスルダールの分量を量りボウルに入れ、ヘラを使って混ぜ合わせる。


(2)バナナとクリームチーズを袋に入れ、ペースト状になるまですり潰し(1)のボウルに入れる。

*卵、牛乳、バターの代用として、クリームチーズとバナナがつなぎの代わりになります。



(3)(2)にフルーツなどのトッピングをお好みで入れて混ぜ合わせる。


(4)型に流し込み、さらにお好みでトッピングを盛り付けてオーブンへ。

目安時間
*電気オーブン(180度/25〜30分)、ガスオーブン(170度/20分)
*竹串をさして、柔らかいけど生地がくっつかない程度でOK


できあがり!
一日寝かせるとより美味しくお召し上がりいただけます。
炊飯器で炊く時の注意点
家庭用炊飯器は、各ご家庭でメーカー、お釜のカタチ、容量も異なります。1回目で上手に炊けなかったら、以下のことを調整し、2回目、3回目に成功させて下さい。

<炊きあがっても生地がゆるかったら、柔らかかったら>
・炊き上げる火力が弱めなので水分を減らしてみる→豆の水分をしっかり切る
・お釜に対して生地量が多かった→お釜容量の40%以下にする

<お釜容量の計算方法>
お釜に90%水を入れ、その40%を計算する→水1000ccなら生地は400g以下に。

マッスルダールを使った理由




最近、生徒さまより「グルテンフリーのプロテインケーキ(焼き菓子系)のレシピが欲しい!」というお声を頂きました。

グルテンとは、小麦タンパク(植物タンパク)のこと。小麦粉に含まれるタンパク質成分だけを取り出して製品化し、タンパク質成分70〜72%の粉です。

ローソンの糖質OFFブランパン、市販の米粉パンやソーセージのつなぎ、海外のプロテインバー製品等に多く使われています。小麦タンパクが聞き慣れない粉だとしても、必ず口にしたことのある粉です。

この「グルテンを使わずしてプロテインケーキを作る」となると、プロテインパウダーをかなり配合しなければ高タンパクケーキにはなりません。

とは言え、ホエイでも大豆でも、プロテインパウダーを大量配合した焼き菓子は、とにかく固くなります。タンパク質の熱変性が起こり、80℃以上の加熱で固くなるのは、肉や魚でも同じことです。

※ホットケーキミックスにプロテインパウダーを大量に混ぜて焼いたら、「カチカチの固いホットケーキになってしまった! 」という声はよく聞きます。


海外製品のプロテインバーは、グルテン+ホエイ、又は大豆プロテインなどをミックスした製品も多く、高タンパク質の焼き菓子を作るには、今のところグルテンは定番素材となっています。

このグルテンをフリー=使わないとしたら、代用食品は何を使ったらいいのか?
あれこれ考えましたが、やはり「豆」ということに落ち着きました。

しかし、大豆でも小豆でも、乾物の豆を扱うには手間がかかります。
3〜5時間程度浸水させ、ふやかした後、鍋で40〜60分コトコトやわらかくなるまで煮る必要があります。手間がかかるレシピは皆さんに不評ですし、私自身も簡単なほうがいい。

そんなとき、「マッスルダール」を思い出しました。赤レンズ豆、レッドレンティルともいわれる乾物の豆です。
皮をむいてローラーでつぶしてあるため、茹で時間はたった15分程度!
その上きれいなオレンジ色ですから、ケーキ生地にもピッタリ。
乾物の豆ですから保存が効き、使い勝手も良いのです。


このような経緯と思考があり、「マッスルダール+ホエイプロテインパウダー」という組み合わせで、「グルテンフリーのプロテイン・フルーツケーキ」を作るべく試作を重ね、レシピが完成しました。

レッスンでご紹介したところ、「マッスルダール?聞いたことない!食べたことない!」という方も多かったのですが、「そういえば店先で見たことがあるかも」という方もいらっしゃいました。

こちらの記事で、ケーキ以外での使い方として、「マッスルダールとコーンのスープ」をご紹介しています。
 
  • 山崎 志保(やまざき しほ)
    短期大学卒業後、証券会社営業職、新聞社(健康産業新聞/記者)を経て、プロテインスイーツ®講師 兼パーソナルトレーナー。
    新聞記者時代に得た「機能性食品素材の知識」とトレーナーとして得た「カラダ作りの知識」、そして自身のコンテスト出場経験、減量体験をミックスし、「プロテインパウダーを使ったオリジナルスイーツ、ハイプロテイン&ローカーボパン」のオリジナルレシピを考案。

    プロテインスイーツ®教室 アリエス
    開催地:東京都台東区
    開催時間帯:平日昼 / 平日夜 / 休日昼 / 休日夜
    >> アリエス ブログ

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